新定番のフィリピン留学は、ココを見誤るな 留学ソムリエが現地で目にした、意外な側面

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現地でのボランティアも留学生にとって貴重な機会

前回の記事『短期語学留学、コスパをぐんと上げる具体策』でも書いたとおり、留学に現地での”体験”を加えると、学習効果が一気に高まります。

セブ島にもいくつかのスラム地区があり、貧困層の子どもたちへの教育活動を行う慈善団体が、留学生ボランティアを受け入れているようなケースがたくさんあります。英語の習得だけでなく、現地の子どもたちとの交流を通じて社会貢献活動への参加もできるのです。

たとえば、教育を通じて子ども達を支援する国際協力団体「DAREDEMO HERO」。勉強したい思いがあっても家庭環境や学費が原因で勉強できない子どもたちを支援していますが、こちらの団体では、近隣の学校で語学研修を受けながら、午後の時間などを利用して活動する学生を積極的に受け入れています。

ホテルや病院での専門的なプログラムも

フィリピン大使館にあるフィリピン観光局の横山泰彦氏によると「フィリピン留学は、最近は学生のみならず会社単位、また社会人のキャリアアップ目的で学習される方も増えています」とのこと。近年はリーズナブルな費用とマンツーマンの効率的学習法が大きな魅力となり、グローバル化を進めたい企業からの参加が増えているようです。

一般的なビジネス英語はもちろんのこと、ホテルでのインターンシップ、病院の視察、高校生・中学生のスタディーツアーなど、特色のあるコースを持った学校も増えてきました。うまくつかうことで、目的にぴったり合った留学を実現できるはずです。

最後に、今回ご紹介したフィリピン留学のポイントをおさらいしておきましょう。

〈魅力的な点〉
・マンツーマンで効率的に学習できる
・コースのバリエーションが豊かになってきた
・語学留学+ボランティアも可能
・欧米の留学に比べ費用がリーズナブル
〈気をつけるべき点〉
・ロケーションにより環境がかなり違う
・どこの資本の学校かで校風・指導方針がかなり違う
・治安の悪い場所が少なからず存在する

 

筆者が現地で感じたのは、費用面のメリットだけでなく、英語のコミュニケーション能力を上げるのにフィリピン留学は向いているということ。シャイな日本人にも合っている学校が多いと言えます。

ただ、学校の数は、正直多すぎます。自分にとって「ハズレ」な留学にしないよう、以上の点をご参考にしっかりリサーチしたうえで参加を決めてくださいね。

留学ソムリエの詳細はホームページ、またはフェイスブックをご覧ください。

 

大川 彰一 留学ソムリエ 代表取締役

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おおかわ しょういち / Shoichi Okawa

日本認定留学カウンセラー協会幹事、TAFE Queensland駐日代表。1970年京都市生まれ。セールス&マーケティングに約10年間携わり、カナダに渡航。帰国後、留学カウンセラーとして4年間で約1000名以上の留学やワーキングホリデーに関わる。その後、米国の教育系NPOのアジア統括ディレクターとして約6年間、グローバル人材育成に尽力。海外インターンシップを大学の単位認定科目としての導入に成功、東北復興プロジェクト、アジアの国際協力プログラム開発にも携わる。現在は「留学ソムリエ®︎」として国際教育事業コンサルティングや留学の情報を発信。留学ソムリエの詳細はHPFacebookから。著書に『オトナ留学のススメ』(辰巳出版)。

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