(第9回)2009年就職戦線はこう動く 企業1000社、学生1600人大アンケートで判明

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 最新
拡大
縮小

(9)内定希望時期は学生と企業とで隔たり

【表9-1】企業アンケート

回答 1名~
100名
101名~
300名
301名~
500名
501名~
1000名
1001名~
5000名
5001名以上 総計
すでに出し終えた 1 1   1     3
現在内定を出しているところ 6 13 5 6 10 1 41
選考中だがまだ内定を出していない 16 25 12 9 7 4 73
3月中旬から内定を出す予定 1 1 1 1 1 5
3月後半から内定を出す予定 11 18 10 4 8 51
4月前半から内定を出す予定 19 31 19 17 24 10 120
4月後半から内定を出す予定 19 33 23 25 27 12 139
5月から内定を出す予定 21 30 16 12 23 5 107
6月以降内定を出す予定 24 17 10 8 6 65
その他 138 108 39 33 30 6 354
総計 256 277 135 116 136 38 958

【表9-2】学生アンケート
文系 理系 その他 総計
学部3年、院1年時の12月まで 39 23 1 63
学部3年、院1年時の1月 11 17 0 28
学部3年、院1年時の2月 17 17 0 34
学部3年、院1年時の3月 121 114 5 240
学部4年、院2年時の4月 412 226 4 642
学部4年、院2年時の5月 242 122 10 374
学部4年、院2年時の6月 88 32 1 121
学部4年、院2年時の7月 24 6 2 32
学部4年、院2年時の8月 22 7 4 33
学部4年、院2年時の9月以降 29 16 0 45
その他 18 7 2 27
総計 1,023 587 29 1,639

・全体傾向として、学生がより早期に、企業がより後期に内定を出す時期を希望していることがわかった。
・双方が考えるもっとも適切な内定開始時期は4~5月に集中している。特に従業員1001人以上の2つのグループでは30%以上が4月を適切と考える結果となった。
・対して従業員1~100名のグループが、9月が適切とする回答が唯一20%を超えた。小規模の企業は、早期からの採用戦略を立案・実行することが困難な結果を示すものとなった。

(10)優秀な学生は減った(企業アンケート)

【表10】
回答 1名~
100名
101名~
300名
301名~
500名
501名~
1000名
1001名~
5000名
5001名以上 総計
昨年より優秀な学生が減っている 42 54 34 27 34 4 195
昨年並み 122 162 74 64 78 26 526
昨年より優秀な学生が増えている 21 31 11 13 16 2 94
その他 71 30 16 12 8 6 143
総計 256 277 135 116 136 38 958

・「優秀な学生が減った」から「優秀な学生が増えた」を引き、全体の割合に占める純減の数値を求めて、各グループを比較してみると「優秀な学生が減った」と感じている従業員規模は、301~500名のグループであった。
・(6)で最も厳しさを感じる301~500名のグループの純減率は最大の17%。採用に感じる厳しさは、学生の質に対する懸念となって表れている。
・対して、1~300名のグループと5001名以上のグループは、純減率一桁台となった。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT