すぐ実感!「酢しょうが」が持つ驚きのパワー 「酢」と「しょうが」のWパワーがすごい
こうして作った「酢しょうが」を毎日食べることで、体に変化が現れます。しょうがは即効性が高いので、食べてすぐに体がぽかぽかしてくるのを感じるはずです。
“ジンゲロール”と“ショウガオール”
しょうがに含まれる辛み成分のひとつ“ジンゲロール”には、血流を促進し、体の免疫機能を活性化させる働きがあります。また、加熱・乾燥することで“ショウガオール”という成分に変化。ジンゲロールに備わっていた効果が、さらに強力になります。しょうがをレンジで加熱するのはこのためです。
また、しょうがには優れた抗酸化作用があります。老化の原因となる活性酸素を除去して、細胞のダメージを軽減。肌を若々しく保ちます。さらに、血小板の粘りを抑え、血栓を防いで血液サラサラ。免疫細胞を刺激して、体に本来備わっている免疫機能を活性化させ、病気になりにくい体を作ってくれます。
しょうがは、生のものを乾燥させたものは生姜(しょうきょう)、加熱して乾燥させたものは乾姜(かんきょう)として、数多くの漢方の薬効成分として利用されています。しょうがの持つ効果は、それほど高いということなのです。
また、しょうがは「気剤」と呼ばれ、漢方では古くから気の薬として使われてきました。なんとなくだるい、朝起きられない、寝付けないなど、“心の不調”とされてきたさまざまな症状も、しょうがを摂ることによって改善される場合が多くあります。そして「酢」には、優れた殺菌効果があり、それは腸の中でも発揮されます。腸内の悪玉菌を倒して、腸の動きを活発にしてくれます。免疫細胞のほとんどは腸の中にあるので、腸がキレイになるということは、免疫のアップにもつながります。
著者が副院長を務めるイシハラクリニックでは、数名の患者さんに実際に「酢しょうが」を生活に取り入れてもらい、その効果をアンケートにまとめています。代表的な意見としてよくあがるのは、
子宮・卵巣の血行がよくなり、働きが改善。同時にしょうがに含まれる“セックスミネラル”と呼ばれる亜鉛が、ホルモンバランスを整えたと思われます。
しょうがには、消炎・鎮痛作用があるため、痛みなども楽にしてくれます。
酢しょうがの血行促進作用で、足先まで血が巡り、末端冷え性が改善したと考えられます。
しょうがを食べたことで、血の巡りがよくなり、腸の動きが活発に。同時に酢が腸内の悪い菌を倒して、排出を促したのだと思われます。
そのほかにも、「目の疲れが軽くなった」「体重が減った」「高血圧が改善した」など、いろいろな効果報告が寄せられています。
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