ネット証券で相次ぐ手数料値上げ、“ハイパーデイトレーダー”はどこへ行く?


 株式の短期売買を、頻繁に繰り返す個人投資家「デイトレーダー」。彼らのうち極めて取引頻度が高く、取引金額も大きいため、業界内で「ハイパーデイトレーダー」と呼ばれる投資家層に“危機”が迫っている。

7月23日に岡三オンライン証券が、信用取引定額プランを利用する顧客向けに、電子メール経由で回答を依頼したアンケートが震源だ。アンケートには、岡三オンラインが同手数料の値上げを検討している旨が記されていた。値上げは早ければ10月にも実施されるが、この動きに対象顧客は猛反発。問い合わせや苦情が殺到し、ネット掲示板には批判的なコメントが次々と書き込まれた。

騒動の中心にいるのは、ハイパーデイトレーダーとみられる。明確な定義はないが、1日のうちに何十、何百回と取引する投資家だ。回転売買を駆使し、1カ月当たり100億円単位で資金を動かす個人もいるという。短期で利ザヤを「かき集める」という英語の「スキャルプ」から、「スキャルパー」との呼称もある。

彼らにとって、岡三オンラインの値上げは死活問題。信用取引定額プランは、1日当たり約定した金額で手数料が決まり、取引回数は考慮されない。岡三オンラインの同手数料は、業界最低水準にあり、大手と比べても圧倒的に安い。

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