宮崎あおいの二面戦略「一眼デジカメオリンパス・ペン」《それゆけ!カナモリさん》

宮崎あおいの二面戦略「一眼デジカメオリンパス・ペン」《それゆけ!カナモリさん》

■昭和の香り漂うオリンパス・ペン

 モノクロームのスローモーション映像の中、宮崎あおいがカメラを構えて微笑む。オリンパスのデジタル一眼カメラ「オリンパス・ペン E-P1」のCM。現在テレビに大量投下中だ。デジタルカメラとして復活した往年の名機「ペン」。このCMの狙いは、戦略は、どんなものだろうか。

 「オリンパス・ペン」というカメラの名前にノスタルジーを覚えるのは、中高年のカメラマニアだ。「Since1959」とCMのコピーにもあるように、初登場は1959年、東京オリンピックの5年前、高度成長期前期である。

 当時のカメラは高価なライカが憧れの的であったが、その40分の1、6000円という価格を実現。さらにまだまだフィルムが高かったため、35ミリフィルムの1枚のサイズの中に2枚撮影できる「ハーフサイズ」を確立した画期的なカメラであったのだ。

 その後も様々な改良が重ねられ、63年には世界初、世界唯一のハーフサイズの一眼カメラとしてリニューアルした。それが今回のデジタルカメラ化されたペンのコンセプトとなっているのだ。

 中高年にとっては思い出深いカメラで、一度は手に取った人も多いはずだ。40代の筆者がカメラ少年だったとき、まだ中古機が多く出回っており、それを愛機としていた仲間も多かった。「ペン復活」と聞き、古き良き昭和の思い出をよみがえらせ、興奮している中高年の愛好家も、少なくないはず。

 また、イメージキャラクターとして宮崎あおいを起用しているのが、絶妙だ。

キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 憧れから一歩前へ! キャンピングカーのある日常
  • 働き盛りでがんになった人たちの行動
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT