逆に最も入社しやすい業界は流通業で、外食→介護・レジャーと続きます。自分が志望している業界の難易度がわからない場合には、社会を広く知っている人に聞いてみることをお勧めします。
入社難易度は、応募職種によっても異なります。一般的に女性の場合は、総合職が一般職よりも入社難易度が高くなり、技術系職種の場合には、研究職→開発・設計職→製造・生産技術職の順に入社難易度が低くなります。また、同じ業種の場合には、一般的に、売上ランキング上位会社ほど入社難易度が上がります。
企業群によって選考時期は異なる
就活において「量は質を伴う」という考え方があります。筆記試験や面接を多数こなすことで内定に近づくのです。
2017年新卒の選考スケジュールは、概ね、4~5月に【A】経団連非加盟企業の選考、6月に【B】経団連加盟企業の選考、7~8月に【C】経団連非加盟の中堅中小企業の選考という具合に、時期により、【A】【B】【C】の企業群を受けることが可能となります。
仮に50社にプレエントリーするとしたら、【A】を25社、【B】を25社といった具合に、時期と受験企業数を事前にある程度決めておくことをお勧めします(ちなみに【C】は、【A】【B】に合格できなかった場合の企業群)。
同一業界であっても、【B】のほうが【A】よりも売上高が大きく、入社難易度が高い傾向があります。比較的入社しやすい会社をまず受験し、試験に揉まれながら実力をつけた後で、入社難易度の高い会社を受験するのがいいでしょう。個別企業の応募倍率やエントリーシートの通過率、企業の選考時期などは『就職四季報』(東洋経済新報社刊)を見ればわかる場合もあります。
最後に、「何社にプレエントリーしたらいいですか?」という質問に対して私なりの考えをお伝えします。私は3月上旬のプレエントリー社数は、文系の場合には50社、理系の場合には、研究室の状況によって、5~20社程度で十分だと思います。
そして、就活の進展と共に、増やしていくことを勧めています。具体的には、ある会社の説明会に行って、その業界に強い関心を持った場合には、その業界のプレエントリー会社を増やし、エントリーシートの通過率を見て、エントリー社数を増加させるといった具合です。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら