なぜ大根は「医師が奨める冬野菜No.1」なのか 生で食べるか加熱するかで健康効果が変わる

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大根を加熱すると、甘味が増して食べやすくなりますね。これは加熱によってイソチオシアネートの辛味が低下し、逆に抗酸化作用が強くなっている証拠。食物繊維も加熱後の方が多く含まれ、腸内環境の改善やデトックス効果が期待できます。これらの効果をしっかり得たいのであれば、冒頭に紹介したおでんやぶり大根が最適でしょう。

また、大根には「切り干し大根」という昔ながらの保存食形態もあります。文字通り、大根を切って干して水分を抜いたものですが、水分が蒸発していく過程でカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、マンガンと言った冷え予防にいい栄養価がぐんとアップ。加えて、イライラやうつ予防にいいと言われるナイアシンの含有量も増えます。

これらの健康効果は、切り干し大根のお惣菜やフリーズドライの味噌汁などから摂取できるので、こちらも要チェックです。

飽きずに食べられる?コンビニで探す大根メニュー

コンビニには、毎日取り入れられるほど「大根メニュー」が豊富。少量でも食べておくと冬の免疫対策になるので、意識して選んでみてください。

〈みわ子流、毎日飽きずに食べられるコンビニ大根メニュー!〉
●生の大根
・おろし蕎麦・うどん、天ぷらセット 
ファンが多いのか、冬でも冷たいお蕎麦やうどんが並んでいます。大根おろしをしっかりかけていただきましょう。
・スティック野菜、サラダ 
スティック野菜やサラダには大根の上部が使われているので、辛みは少なめ。ほかの野菜からビタミンも一緒に摂取できて◎!
・お漬物
パック入りのたくあんやべったら漬け、浅漬けはもちろん、お弁当の付け合せにもよく登場しますので、残さずいただきましょう。
・なます、カルパッチョ、マリネなど酢の物系
和のメニューならニンジンと共に甘酢で和えた酢の物、洋のメニューならカルパッチョやマリネの具材として大根が入っていることがあるので、要チェックです。
●温かい大根
・おでん、煮物系
おでんの大根は人気が高いですね。煮物ではぶり大根、豚バラ大根、ふろふき大根、鶏大根、具だくさんの味噌汁なども探せるでしょう。
・切り干し大根
揚げとの煮物、ごまだれサラダ、フリーズドライの味噌汁などがあります。
●菓子類
・ドライ野菜、野菜チップス
乾燥させたり、揚げたりした野菜チップスの中にも、大根が含まれていることがあります。大根単品のものもあるので、チェックしてみましょう。
・のど飴
昔ながらの大根飴は、のど飴として人気です。ハチミツ入り、生姜入り、レモン入り、ハーブや漢方とのコラボした商品など、種類豊富です。

 

冬は空気が乾燥し、ウイルスや風邪菌、花粉、黄砂などが空気中を飛び交っています。状況に応じて大根の健康パワーを使い分け、身体の中からケアしておきましょう。

丸田 みわ子 シニア野菜ソムリエ

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まるた みわこ / Maruta Miwako

美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。

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