婚活攻防「頭の良い女」vs.「顔の良い女」 東京の「婚活事情」最前線<7>
冒頭でフレネミーと述べたが、この二人の程度はまだ軽いものだ。だが、それなりのプライドを持ち合わせた二人がこのまま無理矢理に一緒にいようとするならば、この競争心や嫉妬心はどんどん成長し、近いうち完全に敵になってしまうように思う。
どちらも大好きな親友に認められたくて、認められないのだ。女の友情は、時に哀しい。
女たちは戯れと敵対を繰り返し、疎遠になっていく
理美が席に戻ると同時に、この店の名物であるパンケーキが運ばれてきた。二人は歓声を上げ、殺伐とした空気は一瞬で消えた。
先程までの戦闘モードはどこへやら、目をキラキラと輝かせ、頬をすり寄せパンケーキの上で笑顔を作りカメラに視線を送り何枚も写真を撮りはしゃいでいる。
「そんなに有名じゃないけどさ、私ここのパンケーキが一番好き!」
「えー、私は『bills(ビルズ)』の方が好き!」
「そりゃ、『bills』は殿堂入りだから別格だよ! あ~、七里ヶ浜の『bills』に行きた~い」
「え、じゃあ行こうよ!いつ行く? 週末泊まりで行ってもいいよ! 葉山の『音羽ノ森』とか泊まりたくない?」
「それいいね!! 今週……行けるかも!! もう予約しちゃおう!!!」
こちらが唖然となる傍らで、二人は週末旅行の話でどんどん盛り上がり、幸せそうにキャーキャーと騒ぎ始めた。これが、もともとの本来の二人の姿なのだろう。
こうやって、二人は戯れと敵対を繰り返し、そのうち疲れ、きっと疎遠になっていく。
彼女たちの友情が続く道があるとしたら、現実的に、同じような年収の男と結婚するか、同じような年収を稼ぎ独身を貫いた場合のみだろう。女が友情を続けるには、環境が同じでなくてはならないのが現実だ。
無邪気な二人の姿を眺めていると、願わくば、そうなって欲しいと思ってしまう。
東京カレンダーの関連記事
東京婚活事情:もてはやされる「プロ女子大生」。その後の社会での現実と賢さ
職場女子の『お返し品評会』を勝ち抜くホワイトデーギフトはこれだ!
東京パークライフ:有栖川宮記念公園で東京のラグジュアリーに触れる
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら