デキる就活生は「海外留学」をどう生かすのか 人事担当者は留学生のここを評価している!
たとえば、航空業界から内定を獲得した都内の私立大学に通うTさんは、就職活動前に航空業界で必要とされる「さまざま国や地域の人に受け入れられるホスピタリティ精神」が自分にあるのかどうか不安を抱えており、これを克服するために6週間の英国留学を決意。欧州諸国のさまざまな国から集まる学生や、滞在先で出会った現地の人たちと日々英語でコミュニケーションをとることで日本以外の文化的価値を理解できるようになり、これが自分の自信につながったという。
さて、いざ留学を決めたとして次に大事なのは、「留学時期・期間」と「留学先」だ。
理想的な留学期間は?
まず、時期としては大学3年の3月ごろまでに2週間でもいいから、留学にチャレンジすべきだろう。特に短期での留学を検討するのであれば、語学留学がオススメ。語学留学は入学時期を自分の都合に合わせて選ぶことができるほか、滞在期間もフレキシブルに選べるという利点がある。
また、もう一つ語学留学が良い理由は、さまざまな国から学生たちが集まるという点だ。もちろん、単位交換プログラムやサマースクールを実施している大学に行く手もあるが、欧州とアジアでは大学の年間スケジュールが異なるため、サマースクールに参加しても日本人やアジア人しかいない、ということもあるようなのでよく調べて欲しい。
一方、長期留学を望むのであれば、費用の面を考慮する必要もあるが、最低でも半年間は留学するべきだろう。たとえば現在、ロンドンに留学している大学2年生のHさんは、4カ月目が過ぎた頃に突然、ロンドンでの学生生活に不安を感じてしまい、学校に行けなくなってしまった。
理由を聞くと、新しい環境に早くなれるため、とにかく必死で学生生活に取り組んでいたが、生活リズムができはじめた頃、ふとしたことで緊張の糸が切れてしまい日本での生活が恋しくなってしまったという。そして、それがきっかけで2週間近くも外出することができなくなった。
そんな彼女を立ち直らせたのが「英語慣れ」だという。5カ月目に差し掛かる頃から、英語での会話がスムーズにできるようになり、ホストファミリーやルームメイトに現状を相談し始めたことで、少しずつ気持ちを持ち直すことができ、学校にも足を運べるようになった。
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