10時13分、日経225先物は700円安の1万7000円を付ける。13時37分、1万6944円の安値を付け、ちょうど1年前の2015年1月14日の1万6795.96円(年初来安値)を意識する展開。大引けの日経平均は、474円安の1万7240円と昨日の大幅上昇を1日で下げてしまった。本日も大幅高で続伸していれば、下げ止まりのサインとなったのだが弱い。11月の機械受注は、14.4%減と市場予想の7.8%減を下回る。長期金利が0.190%に低下し、過去最低水準を更新した。
【1月15日(金)】午前3時、日経225先物は120円高の1万7430円、NYダウは227ドル高の1万6379ドルと反発。原油相場上昇で。日経平均は281円高の1万7522円とNYダウ上昇を受けて大幅反発で始まったが、上海総合指数が106.68安(3.55%)の2900.97と年初来安値を更新。日経平均は上げ幅を縮め、大引けではまさかの93円安の1万7147円と続落してしまった。
余裕資金なければ、忍耐強く好機を待つ
【1月16日(土)】午前3時、日経225先物は460円安の1万6690円と大暴落、NYダウも390ドル安の1万5988ドルと4カ月半ぶり安値。1ドル116.97円、1ユーロ127.70円と円高進み、NY原油29.42ドルと下げ止まらない。逆オイルマネー(原油輸出で財政を賄ってきた産油国は、原油価格下落で収支が厳しくなり株式などを売っている)状態で、いつまで売りが出て相場が下がるのかまったく予想がつかない。
今の状況で私の考える投資戦略は、余裕資金があるなら積極的に攻めたい。余裕資金で安心して長期保有できる銘柄(郵政3社や黒字で無借金企業など)を現物買いしたい。具体的には、2月末、3月末と配当、優待権利が近づいているので、好配当銘柄(ほぼ確実に配当がもらえる)と株主優待の手厚い銘柄(日経平均が大きく下がっても日経平均の下落率より値下がり率が小さい傾向がある)を狙いたい。
新年度に入って、NISAの新規投資枠が付与され今年から20万円増の120万円となり、未成年専用のジュニアNISA制度(0~19歳で80万円まで)もスタートしたので活用したい。余裕資金のない人は、銘柄にもよるが少なくとも狼狽売りはせず、忍耐強く嵐が過ぎ去るまで、何年でも配当や優待をもらいながら現物株を保有し、好機を待つことではないかと思う。
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