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「1日1万歩で健康になる」は大きなウソだった 15年にわたる研究で"黄金律"が明らかに

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  • 青栁 幸利 東京都健康長寿医療センター研究所 運動科学研究室長
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では、ここでみなさんにひとつ問題を出します。

速歩きをするのに、もっとも適した時間帯は1日のうちのどこでしょうか?

①早朝、②日中、③夕方、④就寝前

どの時間帯か、わかりますか?

正解は、③の夕方です。

そして、もっともおすすめできないのは、①です。

なぜ朝のウォーキングはよくないのか

まず、なぜ、夕方に速歩きをするのが最適なのでしょうか。夕方の4〜6時は人間の体温がいちばん上がる時間帯です。夕方に速歩きをすれば、筋肉に刺激が与えられ、血液のめぐりもよくなります。そして、ピークの体温がさらに上がります。そのため、最高体温と最低体温の差は広がります。

また、夕方のピーク時から徐々に体温が下がり、就寝時の体温に至りますから、夕方の体温が高ければ就寝時の体温も高くなり、起床時よりも就寝時のほうが高くなります。そして、平均体温も必然的に上がります。

そして、朝が危険な理由。それは、朝起きた時、人の体は「カラカラの状態」だからです。水分がカラカラの状態ということは、血液がドロドロの状態ということです。そんな状態で、いきなり運動を開始するとどうなるでしょう?

心疾患や脳卒中が起こるリスクが高くなります。事実、脳卒中や心疾患の発症を時間帯別に見ると、午前中に集中しているのです。脳卒中や心疾患を予防するためウォーキングを機に病気が発症してしまったら本末転倒。ですから、あなたの健康を維持するために「起きて1時間以内」のウォーキングは避けていただきたいのです。

では、「8000歩/20分」のウォーキング生活は、どのくらい継続して行うと大きな効果が得られるのでしょうか?

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【長寿遺伝子の力】

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