「1日1万歩で健康になる」は大きなウソだった 15年にわたる研究で"黄金律"が明らかに

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けれども、健康にいい「歩き方」は、残念ながらまだまだ広くは知られていません。そのため、「健康のためにちゃんと歩いているよ」と自負している人が健康を害してしまっているケースが、数多く見られるのです。

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代表的なものが、「毎日1万歩を歩けば健康になる」というものです。

これは、かつて健康スローガンとして掲げられた「1日1万歩以上歩こう」が、世の中に広まったからのようです。

「毎日1万歩以上歩いてさえいればOK」という誤った認識をさらに推し進めたものが、「歩けば歩くほど健康になる」という考えです。

この言葉を信じ、毎日歩数計をつけて、1万歩よりも2万歩、2万歩よりも3万歩……と一歩でも歩数を伸ばそうと頑張っている人もいるのではないでしょうか?

けれど、「歩けば歩くほど健康になる」という認識もまた、大きな間違いです。実は運動のしすぎは、健康効果がないどころか、健康を害することになります。なぜなら、免疫力が低下するからです

トライアスロンにはまった結果、動脈硬化に

私の知人である、経営者の男性もそうでした。

彼は、得意先との会食が多く、忙しい毎日を送っていたところ、1年間で10キロも太ってしまいました。そこで、メタボ対策として40歳の時にウォーキングを始め、やがてランニングへ移り、ついには経営者仲間に誘われてトライアスロンに挑戦するようになりました。

トライアスロンの練習を始めてから1年半後、大会に出場すると、見事に完走。

メタボの頃とはまったく違った、引き締まった体型になり、どこから見ても健康そうになりました。

ところが、40代半ば。9度目の完走を目指して大会出場を目前にしていた頃、体に異変が生じました。手足がしびれ、太ももの裏側やふくらはぎに痛みが出るようになったのです。

診断の結果は、動脈硬化。経営者の男性にとって、トライアスロンは激しすぎる運動だったのです。

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