秋葉原"少女売春が放置されている街"の真実 本当に「日本のダークサイド」なのか

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夕方の「メイドストリート」

「メイドストリート」では、アルバイトの16~18歳の女子高生が道行く男性の客引きをしている。1店舗1名という自主規制もあり、店舗と連絡を取り合いながら交代したり、あるいは顧客を見つけると代わりに新しい女性が現場に向かう仕組みになっている。

よく観察すると、通りの端には男性が立っており、通りでビラ配りを行っている女子高生などを撮影しようとしたり、女の子に必要以上に接近する男性などに目を配らせ、時に注意をしていた。

彼らはビラ配りの女子高生が、補導されるような行為を行わないかも監視しているのだという。

このエリアで営業する業者の中でも、JK散歩が禁止されていなかった時代から業態を変えながら営業を続けている人物が経営するカフェに入ってみた。そして、その業態を観察してから取材を申し込んだ。

取材をしたカフェはどういう店か

秋葉原の外れにあるJKカフェ「Cheers Cafe」の入居するビル

東京都千代田区外神田にある古い雑居ビルは、東京トイボックスという人気コミックにも登場する中華料理店が入居する何の変哲もない建物だ。この中にCheers Cafeという、16~18歳の女の子が給仕するカフェがある。

通常のカフェと異なるのは、ここがひとり40分2500円を取るガールズバーと同様の業態を採用していることだ。女子従業員の接客行為は制限されており、同じ席に座っての会話や接触行為、業務と無関係な会話を長時間続けることなどは禁止されている。男性客の行為を禁止しているのはもちろんだが、女性従業員が男性に対して積極的な行動をすることも制限することで、法的な問題をクリアしている。

実際、様子を窺っていると女の子たちは決して席には座らず、立ち話はするものの接客と言えるような行為はしない。カウンターテーブル越しの会話はするが、喫茶店における一般的な業務の範疇と言えるだろう。しかし、この店の経営者はかつてJK散歩を大々的に行っていたことが知られており、「女の子と店外デートができる」との噂が絶えない店舗でもある。

そこで店の共同経営者である前田昌毅氏に秋葉原JKビジネスの実態について聞いた。

次ページ前田氏が語る秋葉原の実態
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