通勤時間が1時間などは、日本では普通ですし、あなたが家族仲が良いと信じていたほどの問題のない家族なのでしたら、仕事に集中したいから離婚したいという理由は、理由にはなりません。
「この理由では自分自身の為にも子供たちのためにも、離婚には応じられない。円満離婚したければ、もっと説得力ある理由で納得させて欲しい」と言うべきです。
抜け殻状態から、そろそろ脱皮なさってください。
夫が離婚を切り出す「本当の理由」の大半は浮気
妻子ある人がこのように離婚を切り出した場合は、家庭を捨ててでも一緒になりたい女性ができた場合が考えられます。
私の友人である数美さん(仮名)も、二人の子を設けたあと突然、「理由を聞かず、円満離婚してほしい」と、夫から言われました。その夫は結婚当初から関西から茨城県に単身赴任していたのですが、ひと月に一度は必ず帰ってきていて家族サービスを怠らず、妻側からすれば晴天の霹靂でした。
当初、数美さんは動転して取り乱しましたが、ある時期からスックと立ち上がりました。子どものためにも自分がしっかりしなければと、考えを切り替えたそうです。後から考えればそのためにも、動転して悩む時間も必要だったといいます。
数美さんの場合は結婚以来、夫の両親の世話で関西に移りました。それで義理の両親をよく世話し、育児もきちんとしていた彼女には、夫が家庭を顧みないのは仕事が忙しいせいで、自分を信じて任せているからだと信じて疑わなかったそうです。親戚縁者や友人知人からも評判の良い、よくできた妻・母親・お嫁さんでした。
この問題は結婚4年目で持ちがりましたが、それでも几帳面な数美さんは、子供の世話や義理の両親の世話を放棄することはありませんでした。できるだけ自分の感情を抑え、頑張って毎日の自分の義務や責任を果たしました。そうしながらも夫には、自分たち母子が茨城に移り住み、舅姑が元気な間はできるだけ通って世話をすると提案しました。
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