アフリカの視察団が集まる下町工場の秘密

「良い現場」は最高のセールスマンになる

整理された工場に立つ山田製作所の山田茂社長

皆さん、新年明けましておめでとうございます! 今年も、会社を磨き続けている元気な社長さんをどんどん紹介していきます。ぜひ、お付き合いください。

新年第1回目は、大阪大東市にある製缶・板金の会社を取り上げます。山田製作所といいます。従業員20名弱の会社ですが、国の内外から引きも切らず見学者が訪れています。皆さん、何が目的なのでしょうか。

取材に訪れた日には、大柄な外国の方が数人、工場に入って行きました。男性はカラーYシャツにズボン、女性はポロシャツにスラックスという軽装。通訳さんに聞いたらアフリカからの訪問客のようです。

海外視察団が次々と訪れる大阪の下町工場

工具については「形跡管理」

実はこの会社、整理・整頓・清掃の「3S活動」では、関西中小企業の間で広く知られた存在です。「3S」というと、大小を問わずどの企業でも心がけていると思います。でも山田製作所の取り組みは、究極の「3S活動」はこれだ、というほどに徹底しているんです。

工場の中は、驚くほど整理・整頓が行き届いています。ドリルやハンマーなどの工具類は壁際のパネルに掛けられていますが、そのパネルにはそれぞれの工具の形が描いてあります。同じ場所に同じ向きで掛けねばなりません。「形跡管理」という手法だそうです。これなら新入社員でも、指示された工具を直ぐに探せます。

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