年商500億円!今アフリカで超人気の日本企業 トヨタも知名度では足元にも及ばない!?

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アフリカ人がこれだけの比率で日本にいる会社はおそらくビィ・フォアードだけ(2列目中央、眼鏡をかけたスキンヘッドの人物が山川博功社長)

なぜビィ・フォアードはアフリカで大人気なのか

資本主義最後のフロンティアと言われる地であるアフリカで、今最も注目されている日本企業はどこかご存じだろうか。

真っ先に思い浮かぶのは、トヨタ自動車、パナソニック、クボタといった国際優良企業だろう。でも、恐らく今、彼の地に土着し、多くのアフリカンに親しまれている企業は、会社創設から10年しか経っていないベンチャー企業だ。その会社は、山川博功社長が率いる「株式会社ビィ・フォアード」だ。

株式は上場していない。会社の設立は2004年。資本金わずか1000万円ながら、2015年6月期は492億円を売り上げた(前期比38%増)。ちなみに6月の単月売上高は、前年同月比で101カ月連続の最高額更新である。

現在、同社の主軸となるビジネスは、日本国内で流通している中古車を仕入れて、アフリカなど新興国に輸出するというものだ。

顧客は、海外向けECサイトの「BE FORWARD.JP」から、24時間注文できる。同サイトの月間ページビューは、2015年5月時点で5600万PV。アフリカのザンビアでは6番目に、サモアでは7番目に見られているサイトだ。世界中の新興国からアクセス件数が急増して居るのが目に止まり、Googleのアメリカ本社から副社長が、山川社長に会いにやってきたという。

次ページ競争が厳しいはずなのに、なぜ「無敵」なのか
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