本殿前のおさい銭箱までたどり着いたら、そこが参拝の場所。以下の順序でお参りします。おさい銭は投げ入れるのではなく、心を込めておさい銭箱へ落とすように入れましょう。
住所、氏名を述べるのは、自分が何者なのかを神や仏にお伝えするため。京都にある鈴虫寺の「わらじを履いた幸福地蔵さん」は、住所と名前をお伝えすることでそれぞれの家まできてくださり、ひとつだけ願いを叶えてくださるという言い伝えがあります。願いを叶えていただくための自己紹介のようなものですね。ちなみに、神社のおさい銭は、これまでのお礼、お寺のお布施は自分の煩悩を捨てるという意味があるようです。
礼節を持ち、礼儀をわきまえた格好を
帰りも鳥居、山門を出たところで参道に向かって一礼します。ここまでが一連のマナーなので、気を抜かずに参拝を終わらせましょう。
神様や仏様に手を合わせるとき、「今年は大きなプロジェクトが成功しますように」「今年は年収が上がりますように」など、つい「お願い」をしたくなりますが、本来は日頃の感謝やこれからの決意などを伝えた方がよいとされています。また、服装も正装とまでは行かずともスーツやジャケットなど、ある程度の礼儀をわきまえた格好が好ましく、とくに初詣は、1年のスタートにあたる厳粛な儀式のようなもの。凛とした姿で、誠意をもって参拝すると、大きなご利益があるかもしれません。
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