2016年を最強の1年にするための正しい初詣 「お願い」ではなく「感謝の意」を伝えよう

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本殿前のおさい銭箱までたどり着いたら、そこが参拝の場所。以下の順序でお参りします。おさい銭は投げ入れるのではなく、心を込めておさい銭箱へ落とすように入れましょう。

【神社】
1. おさい銭を入れる
2. 鈴を鳴らす(ある場合)
3. 二拝二拍手一拝(2回お辞儀、2回柏手を打ち、住所、名前、感謝の意を述べ、最後に一礼)
4. 退出
【お寺】
1. ろうそくや線香を供える(ある場合)
2. おさい銭(お布施)を箱に入れる
3. 手は叩かずに、両手を合わせ、住所、名前、感謝の意を述べる(お念仏も可)
4. 一礼して退出

住所、氏名を述べるのは、自分が何者なのかを神や仏にお伝えするため。京都にある鈴虫寺の「わらじを履いた幸福地蔵さん」は、住所と名前をお伝えすることでそれぞれの家まできてくださり、ひとつだけ願いを叶えてくださるという言い伝えがあります。願いを叶えていただくための自己紹介のようなものですね。ちなみに、神社のおさい銭は、これまでのお礼、お寺のお布施は自分の煩悩を捨てるという意味があるようです。

礼節を持ち、礼儀をわきまえた格好を

帰りも鳥居、山門を出たところで参道に向かって一礼します。ここまでが一連のマナーなので、気を抜かずに参拝を終わらせましょう。

神様や仏様に手を合わせるとき、「今年は大きなプロジェクトが成功しますように」「今年は年収が上がりますように」など、つい「お願い」をしたくなりますが、本来は日頃の感謝やこれからの決意などを伝えた方がよいとされています。また、服装も正装とまでは行かずともスーツやジャケットなど、ある程度の礼儀をわきまえた格好が好ましく、とくに初詣は、1年のスタートにあたる厳粛な儀式のようなもの。凛とした姿で、誠意をもって参拝すると、大きなご利益があるかもしれません。

島田 ゆかり ライター

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しまだゆかり / yukari shimada

月刊誌・企業広報誌などの編集を経て、フリーランスのライターに。寺社好きが高じ、お寺業界の様々なトレンド、裏事情などを取材、発信。ほか、女性のライフスタイルなどの企画・編集・執筆も手がける。

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