加速するO2O技術革新、驚くべき新・消費体験《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命》

加速度的に進む技術革新で、オンラインとオフラインの境界がどんどんなくなっていく。消費者は、もはや単に商品やサービスを消費して満足するのではなく、消費を通じて豊かな体験を手に入れるようになっている。

未来のO2O(オンライン・ツー・オフライン)ではどんな消費体験が実現されるのか。ネットとリアルをつなぐ最新の実証実験や海外事例から探ってみよう。

まずは、消費から生まれる新しいコミュニケーションだ。消費を通じて人と人がつながるサービスが続々と生まれつつある。

リアルの現場での体験や感動をワンタッチでソーシャルメディアに共有、拡散できる実験的な取り組み「リアルいいね!」が話題だ。凸版印刷がシステムを提供している。

近距離無線通信の国際規格「NFC」で実現する「リアルいいね!」とはどういう仕組みか。

新商品の発表会会場やリアル店舗にNFCリーダーを準備しておく。消費者がNFCタグのリストバンドをリーダーにかざすだけで、自分のFacebook上に「いいね!」が送信される仕組みだ。実際に商品、サービスを体験し、よかったと思った瞬間にワンタッチで発信できる。消費者の友人・知人にリアルタイムに共有・拡散がされるため、高い宣伝効果が期待できる。ネット上ではなく、現実世界で「いいね!」ができてしまう。

2012年2月、「リアルいいね!」は、化粧品会社レブロンの80周年記念イベントで実施された。8日間の開催期間中、約685回のタッチ数(いいね数)で、なんと約22万7000人以上に拡散された。

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