加速するO2O技術革新、驚くべき新・消費体験《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命》


アプリではなく、スマートフォンOSの機能として、O2Oをサポートしてしまうのが特徴的だ。まだ決済やNFC対応機能はなく、店頭ではiPhone上でQRコードやバーコードを表示して利用する。iPhone自体がO2Oをサポートするようになると、O2Oに参入する各プレーヤーにとっては脅威になるだろう。

NFC搭載も噂される次世代iPhoneの動向が注目される。

ウェアラブルコンピュータで究極のO2O

さらに数年先には、スマートフォンさえいらない世界が実現されるかもしれない。

「ウェアラブルコンピュータ」の登場で、ネットとリアルがよりシームレスに融合した世界の実現が考えられる。ウェアラブルコンピュータとは、腕時計のように身に着けて持ち歩くことができるような小さいコンピュータ機器のことだ。

12年4月にGoogleが発表した「Google Glass」というウェアラブルコンピュータのプロジェクトが世界中で話題になった。AR機能付きの眼鏡型コンピュータ端末をかけると、自動認識や音声操作等で、付近のリアル店舗の情報や、商品情報、友人の情報などが眼鏡のディスプレー上に表示され、利用できるようになるというもの。あたかもSF映画のような世界だが、Googleは本気で取り組んでいる。

技術革新によって、O2Oの未来はどうなるか。

スマートフォン、ソーシャルメディアはもっと普及するだろう。NFC、AR、モバイルウォレットなどの技術でネットとリアルの融合が進む。ほかにも、街、施設、店舗に、ネットにつながった各種センサーを設置する実証実験も始まっている。各種センサーが取得した情報を基に、消費者の行動を先回りした情報やサービスなどが提供される世界も考えられる。顔パス決済や指紋認証などの「生体認証」で生み出される新しいサービスもある。さらに、時計や眼鏡のような身に着ける端末がネットにつながるかもしれない。

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