趣味の定着に成功している事例と失敗している事例を比べると、いくつかの特徴があるように思います。
まず、気が向いたらひとりでできる趣味でなければいけません。これが重要です。と言いますのも、それなりの歳になるとやはり自分および周りには仕事を持ち、家族もあるという人が多いでしょうから、まず皆の予定がバッチリ合うということを前提とするような趣味に取り組むべきではないと思うのです。
複数人でやることを前提とした趣味は、スケジュール調整次第となってしまい、なかなかやるチャンスに恵まれない、チャンスに恵まれないから継続性を担保できない、ということになります。
ひとりでできること、これが要素としては重要になるわけです。ちなみに私は主には週末で仕事がない日の早朝にバイクに乗ることが多いです。道路も空いているし、誰の時間を取るわけでも、待たせるわけでもないので、その時間は非常に気軽です。
これが皆で走るツーリングを頻繁にやることを前提とすると、ロクなことはありません。そうでなく、ひとりで楽しめることを前提に、都合が合えば皆で集まって楽しめばいい、というスタンスが、趣味の継続という意味ではいいと思います。
時間とカネがかからないものがいちばん
ピアノなどの楽器をやるとしても、メインはひとりで弾くことを前提としつつチャンスがあれば集まって楽しむ、という程度のスタンスで臨むべきです。
時間とカネのかからない趣味であることも重要です。個人の趣味とはあくまでも、仕事や家族と過ごす時間以外の付随的な、空いた時間でやるべきものですから、自分の収入などの身の丈に合った対象を選び、そしてライフスタイルに合った時間の範囲内ですべきなのです。いくら大切な趣味だと言っても、趣味以上に優先すべきである家族の生活に弊害が出るような支出は避けるべきなのは、言うまでもありません。
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