「趣味ナシで40歳」の悲劇、どうすればいいか カネと時間のかからないものがいちばん

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こういうオジサン・オバサンは仕事(とおそらく多くの場合で飲み会)に明け暮れ、週末も忙しくしていたのでしょう。そして気がつけば仕事とは関係のない時間が自分にとって「未知の時間」になってしまったのです。退職したらやることがなくなったという話も同じです。

もちろん考え方や生き方は人それぞれ。自分に合った人生の幸せの形を求めればいいのですが、そうはいっても人生のいつかの段階では、仕事とプライベートの双方を充実させるのが理想でしょう。これには多くの人が同意されると思います。

私自身は、仕事をするうえでのスタートが遅れまくっていたという自己認識の下、最初からではなく長期的に仕事とプライベートのバランスを取ればいいという考え方で、35歳ごろまではプライベートの充実を99%はあきらめて仕事に注力してきました。そもそも極端に中途半端が嫌いな性格ですので、時間がない中で中途半端にしかできないのであれば、最初からプライベートの充実を追い求めませんでした。

仕事で周りに認められるような結果を出し続ければ、自分自身にとってその後の仕事面だけでなく、人生全体の選択肢が増えるという理解の下、まずは仕事に徹底的に注力をするという選択肢をしたわけです。

そして最近になってようやく仕事以外の時間を可能なかぎり作り、趣味の時間を含むプライベートを充実させるということをしています。つまり、西田さんと状況はかなり近いのです。

私の趣味は大型バイク

さて、趣味の見つけ方というご質問です。私にとって趣味と呼べるような対象はバイクです。現在はカワサキの大型バイクに乗っています(扉の写真は小型バイクですが・・・・)。

乗り始めてもう20年以上でしょうか。その間に仕事が忙しく数年乗っていなかったりした時期もありましたが、現在、10台目前後で、先週末も(そして白状するとその前の週末も)懲りずにちょこちょこカスタムをしています。バイクについては書き出すと本連載1年分程度の分量になってしまうので、詳細は割愛しますが、かなりの重症です。

私の場合はそのような「少年のときの夢を再び」的な対象があったのでラッキーだったわけです。見回すと、私の周りでも、「仕事が落ち着いてきたので趣味を開始した」という連中がかなりいます。40歳近くになってボクシングを始めたり、ピアノを始めたり、といった人がけっこう多いのです。

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