「趣味ナシで40歳」の悲劇、どうすればいいか カネと時間のかからないものがいちばん

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そしてやはり責任ある社会人としては、趣味にうつつを抜かして仕事をおろそかにするなんてことにならないように、しっかりと自分自身の時間管理を徹底しなければなりません。なんせ、ここでは「大人の趣味」を語っているわけですから。

それらの要素さえそろっており、あとは人様に迷惑をかけない以上はいろいろと試してみて、試行錯誤のうえに自分の心に響くことを、一度、とことんやってみてはいかがでしょうか。

その際には食わず嫌いを避けて、一度「やってみる」程度で体験に申し込む、関連グッズを買って試してみる、などをするといいでしょう。

書店に行ってみよう

また書店に行くと趣味のコーナーには、いろいろな趣味関連の雑誌があります。一度足を運んで片っ端から気になる対象を購入して、きっかけを探すことも可能でしょう。趣味ですから、なにも仕事モードで頭でっかちに考える必要はありません。

いずれにせよ、私もそうですが趣味の世界はとことんバカになれるし、バカになるべき世界です。そんな世界を仕事(と人によっては家族)以外で持てるのだとしたら、やはり人生全体で見た際のプラスのループが発生するような気がします。

そしてそのうえで申し上げますが、ぜひとも周りに自分の趣味を押しつけない、そして相手の趣味を尊重するというスタンスを忘れないようにしましょう。

いくら家族や親友といっても、趣味まで同じ嗜好を持っているとは限りません。そのような中で、一緒にやることを強要したり、相手を批判するようなことはお互いの趣味の継続性、定着性にとってよくありません。

実際に私の親友たちを見ても、人によって趣味はサーフィンであったり、ゴルフ、スノボー、車とバラバラです。

そして最後ですが、仮に複数の趣味を持たれるのであれば、ひとつは上記のような自分のための趣味、そしてもうひとつは、どうせなら周りのためになる趣味を持ってみるのも手でしょう。

私の場合の後者は料理です。先週末も友人が家に来た際に手料理でもてなしましたが、このような人間関係の潤滑油になるようなものを、自分のための趣味に加えて持てると、なお、人生は充実するのかもしれませんね。

西田さんも上記を参考に、とことんバカになれるご自分の世界を、ぜひ見つけてください。そして、その先に充実した人生が見いだされるであろうことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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