ICONIQさんも審査に参画。美容モデル日本一決める大会をパイプドビッツが主催
しかし、AKB総選挙も今回のSMAJもそのシステムは、実は同社が運営する「スパイラル」上で開発・提供されているのが共通点だ。スパイラルは官公庁、金融、サービス、教育機関など、幅広い業種・業態の3300近いユーザーが利用する、国内最大の情報資産プラットフォーム。
美容業界関連では、パイプドビッツは「美容師名鑑」の事業をサムライプロジェクトから譲受することを昨年12月発表し本格参入。今年2月には、美容室を訪れる客と美容師が、写真付きの“ヘアカルテ”を共有しながらコミュニケーションできるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の「美歴」を正式にリリースした。この美歴もスパイラル上で開発されている。
今回のSMAJについては、1次審査でコンテストに応募するには美歴への登録が必要。2次審査もWeb投票で行われるうえ、決勝大会での最終選考についてもWebからの一般投票が審査に取り入れられている。パイプドビッツにとっては、本業の情報資産プラットフォームを十二分に活用した事業展開の一環といえる。
なお、美容業界関連へのネット企業の進出案件としては、楽天が6月25日に美容室向けネット予約サービス「楽天サロン」をスタート済み。パイプドビッツは今のところ、美容室予約サービスなどへの進出は未定としているが、美容師名鑑や美歴、そして今回のSMAJ主催によって存在感が高まれば、美容業界関連での新たな展開もありそうだ。
左から、時枝弘明さん、ICONIQさん、松谷良輝さん
(大滝 俊一 =東洋経済オンライン)
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