絶滅危惧種に見える「生物」のはかない運命 子孫を残し続ける難しさを知っていますか

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61. 日本では環境省が日本独自の「レッドリスト」および「レッドデータブック」を作成している

62. 環境省が平成24~25年に公表した第4次レッドリストに記載された絶滅のおそれのある種の総数は3597種

63. 平成18~19年公表の第3次リストの3155種に対し422種増えている

絶滅危惧IA類(CR)に指定されているコウノトリ(写真 :ETSU / PIXTA) 

64. その中で絶滅危惧IA類(CR)に指定されているのはコウノトリ、ツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコ、ラン科のアワチドリなど

65. 絶滅危惧IB類(EN)には、イヌワシ、ヤンバルクイナ、アマミノクロウサギなど

66. 2013年にはニホンウナギが絶滅危惧種1B類に指定

67. 絶滅危惧2類(VU)にはエゾオコジョ、ゼニガタアザラシ、アホウドリ、イモリ、アオウミガメ、ゴマハゼ、アオナガイトトンボなど多くの種が指定されている

68. 長崎県対馬だけに生息するツシマヤマネコの生息数はわずか80~110頭

69. 沖縄県の西表島だけに生息するイリオモテヤマネコの個体数はおよそ100頭と推定されている

70. 日本の野生のコウノトリは1986年に絶滅し、ロシアや中国から譲り受けた幼鳥から繁殖を試みている

71. 2007年には日本最後のコウノトリ繁殖生息地といわれる兵庫県豊岡市で46年ぶりに野生での巣立ちが実現

72. 沖縄北部に生息するヤンバルクイナは、ハブ退治のため輸入されたマングースに捕食され激減し絶滅危惧種に

73. 国や県の保護活動によってヤンバルクイナは分布域を回復、2012年度の推定個体数は1500羽に増えている

74. 水田減少や農薬により激減したタガメやゲンゴロウも環境省レッドリストで絶滅危惧種となっている

75. ニホンザリガニも絶滅危惧種。現在日本で繁殖しているのはアメリカザリガニやウチダザリガニなど外来種

76. 2003年、メダカが環境省レッドデータブックに記載され、絶滅危惧種に指定された

ハマグリも絶滅危惧種に指定されている

77. ハマグリも環境省の絶滅危惧種に指定されている。現在日本で流通しているのはほとんどが輸入物

78. マリモは環境省指定の絶滅危惧種であり、とくに阿寒湖のマリモは国の特別天然記念物にも指定されている

79. 絶滅危惧種に指定されているゴキブリもいる

80. 日本の47都道府県すべてで、それぞれレッドリストまたはレッドデータブックを作成、公表している

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