【りくりゅう金メダル】木下グループが17年支え続けたペア競技、世界を制する「独自の強化システム」に化けるまで
「支援を始めた理由自体が、カップル競技の強化だったからです。当時、日本スケート連盟からカップル競技を支援してほしいとの要請を受けました。2014年のソチ五輪から団体戦が採用されると決まったものの、日本ではカップル競技2種目が厳しい状況で強化が必要でした」
団体戦では、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目それぞれの順位に応じてポイントが与えられる。結果は合計点によって決まるため、メダルを獲得するには勝てる選手が全種目に必要だ。
当時シングルには髙橋大輔さん、荒川静香さん、安藤美姫さんら優れた選手が多かった。そうしたメジャーな選手にはスポンサーがつきやすく、連盟も強化費を出せた。しかし、カップル競技支援に手が回るほど恵まれた状況ではなく、木下グループに支援依頼の声がかかった。
カップル競技の支援が結実
男子シングル、女子シングルが高得点を得る一方、「カップル競技は団体戦で日本チームの足を引っ張る」とシビアに見られることもあった。そんな発展途上のカップル競技の支援を始めて14年、図抜けた成果が上がる。
木下グループ所属の「りくりゅう」ペアが、22-23年シーズンに「年間グランドスラム」を達成したのだ。国際スケート連盟の主要3大会である「グランプリファイナル」「4大陸選手権」「世界選手権」を1シーズンで制するのは、日本勢で初となった。
(※さらに、26年の五輪金メダルによって、五輪・世界選手権・四大陸選手権・グランプリファイナルの主要大会4冠、「ゴールデンスラム」を達成した)
支援にどの程度の予算を割いているかは気になるところだが、「契約内容は個々の選手で異なり具体的にお答えするのは難しい」とのこと。ただ、「アイスショーの協賛、主催も含め、支援は営利目的ではありません。当社の業績がよい時もそうでない時も支援を継続してきました」という。



















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