【りくりゅう金メダル】木下グループが17年支え続けたペア競技、世界を制する「独自の強化システム」に化けるまで

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2026年2月、ミラノ・コルティナ冬季五輪・フィギュアスケートのペア種目で金メダリストとなった三浦璃来さん(左)と木原龍一さん。「りくりゅう」は、個人競技の前に行われた団体競技でもショートプログラム、フリースケーティングの両方で1位となり、日本の団体銀メダルに大いに貢献した(写真:東京スポーツ/アフロ)
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2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪、フィギュアスケートのペア種目で、三浦璃来さんと木原龍一さんの「りくりゅう」ペアが金メダリストとなった。
日本はフィギュアスケート強豪国だが、男女シングルに比べてペアは苦しい時期が長かった。国内の注目度も高くはなかった。そうした中で「日本初」の快挙を重ねてきたのがりくりゅうだ。2023年の世界フィギュアスケート選手権で優勝(24年2位、25年優勝)。2026年、期待と注目の中で迎えた五輪でも王者にふさわしい演技で金メダルを獲得した(団体でも日本の銀メダルに大きく貢献)。
今や押しも押されもせぬ世界トップのりくりゅう。2019年結成のペアが大きく花開いていく過程に伴走し、支援を続けてきたのが木下グループだ。
東洋経済は2023年春に木下グループを取材していた。当時の記事を、一部記載についてアップデートし、26年2月「りくりゅう」金メダル獲得後の取材内容を追加したうえで再掲載する(元記事は「『羽生結弦』出演ショーが地域振興に絶大効果」の続編として23年6月24日に公開した)。

「りくりゅう」が所属、木下グループはどんな会社か

木下グループと聞いて、どんな会社をイメージするだろうか。傘下の木下工務店だろうか。「コロナ禍でPCR検査センターを空港や繁華街に展開した会社」だろうか――。実はフィギュアスケートファンにとって同社の名は、「フィギュア支援に熱心な会社」として聞き慣れたものだ。

2026年2月16日、ミラノ・コルティナ五輪で三浦璃来さん・木原龍一さんがフィギュアスケート、ペア種目の金メダリストとなった。「りくりゅう」ペアが木下グループに所属していることから、いま改めて同社が注目されている。

東洋経済はおよそ3年前、23年に木下グループを取材している。きっかけは国内外のトップスケーターが多数出演するアイスショー「スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2023」だった。このショーでは全公演に、「木下グループプレゼンツ」の文言がついていた。木下グループはなぜ名門ショーを主催し、選手を支援しているのか――。

りくりゅうの演技の大きな魅力の1つにスピード感がある。リフトやスロージャンプなど高度な技を展開しながらも速さが保たれ、美しさも迫力も損なわれない。会場に足を運び、じかに2人の演技を見ると、映像で見て想像していた以上の速さに驚く観客も。写真はミラノ・コルティナ冬季五輪で撮影されたもの(REX/アフロ)
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