Jリーグ《半年で43億円赤字》予算に秘めた深謀遠慮、特別大会「百年構想リーグ」で"攻めの投資"を推し進める真意
2月6日に開幕した明治安田Jリーグ百年構想リーグ。2026年8月に夏開幕のシーズンへ移行するため、百年構想リーグは2~6月の特別大会となる。
J1は20クラブを東西10チームずつに分けて、地域リーグラウンドを実施。順位ごとにプレーオフを行って優勝チームを決める仕組みだ。そしてJ2・J3は、合計40クラブを4グループに分けてリーグ戦を行い、やはり最終的に順位を決めることになる。「Jリーグ34年目にして最初で最後。そういう意味で興味深い大会」という声も関係者から聞こえてくる。
ところが、このシーズン移行期は別の意味でも世間の注目を浴びることになった。Jリーグが発表した26年6月期の予算が前期(25年12月期)の4億円の黒字見込みから一転、43億円という大幅な赤字に転落する予算を発表したからだ。
Jリーグにいったい何が起きているのか。今期予算をつぶさに見ていくと、43億円の赤字に込めたリーグ側の「思い」が浮かび上がってきた。
売上高半減の一方で費用は35%減止まり
26年6月期のJリーグ予算を分析していくにあたって、まずは前提条件を押さえておきたい。
25年12月期は25年1月から12月までの12カ月決算だったのに対して、26年6月期は決算期変更に伴って26年1月から6月まで6カ月の変則決算となる。こうした事情から、一般企業の売上高に相当する経常収益も、25年12月期が340.4億円見込みである一方、26年6月期は174億円とほぼ半減する見通しだ。
売り上げを計上する期間が半分になるのだから、売上高も半減する。極めてシンプルな構造だ。そして、43億円の赤字の理由はここから先にある。


















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