「Jリーグクラブ経営にまつわる"常識"は誤解だらけだ」、元リーグ幹部の最新分析で見えてきた《リアルサカつく》の真実
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「小さい町でもクラブ経営は成り立つ」
後半戦に突入した2025年シーズンのJリーグ。今季、初めてのJ1に挑んでいるファジアーノ岡山が大健闘している。前半戦は20チーム中11位で折り返しており、J1残留・定着に向けて着実に歩みを進めている。
今季の岡山は元日本代表・江坂任をはじめとした実績のある選手を補強。さらに育成型期限付き移籍でFC東京から獲得した18歳の佐藤龍之介がブレーク。6月10日の2026年北中米ワールドカップ(W杯)最終予選に出場を果たし、クラブ初の代表選手の誕生にサポーターは沸き返った。
地元・津山市出身の佐野航大(NECナイメヘン)も、2023年夏まで同クラブに在籍した生え抜き選手。そういう逸材が育つようになったことは、クラブとしても非常に明るい材料だ。
そのファジアーノ岡山をここまで育て上げたのが、オーナーを務める木村正明氏だ。2006年に初代社長に就任し、2018年まで経営トップを務めた彼の飽くなき情熱とさまざまな形での尽力がなければ、今の岡山はなかったと言っても過言ではない。


















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