物価高が追い風に?——激安中国発EC「Temu」でブランド米や和牛が売れているリアル。安さにつられて買いまくったら「まさか」の展開に驚いた
そのTemuが、最近日本の食品を売り始めた。
「お米はスーパーで買うより安く、物価高を背景に売れまくっているらしい」と聞き、2年ぶりにアプリを開いて驚いた。
商品カテゴリーに「食品」が加わり、牡蠣、佐賀牛、仙台牛といった生鮮食品、そして日本産のお米が並んでいる。多くの商品は楽天市場やアマゾンなど他のECプラットフォームでも販売されているが、最終価格はTemuの方が安い傾向にある。
たとえば、Temuに掲載されている山形県産「はえぬき」の販売元を確認すると「ジェイエイてんどうフーズ」とある。10キロで7000円弱。他のプラットフォームより1000円以上安い(筆者購入時。割引額は日々変動しています)。
お米に惹かれつつも、昨年購入した備蓄米がかなり残っていたため、楽天市場で購入経験のある牛タンをTemuで買ってみた。梱包や中身は楽天で買ったときと同じ。価格はTemuの方が1700円安かった(当時)。
初月の売り上げ1000万円超え
Temuは25年1月、日本の消費者ニーズに合った品ぞろえを強化するため、日本で出品者の募集を開始した。当初は招待制だったが、5月には招待なしでも出店申請が可能になった。都内に拠点を開設し、出店者の開拓やサポートにも乗り出している。
山形のお米や国産うなぎなど、産地直送商品を集めたECモールを運営するTokka(東京都渋谷区)は、25年7月にTemuへ出店。初月の売り上げが1000万円を超えた。売れ筋はやはりお米。価格が安いうえに注文を受けて精米する点が、レビューでも高く評価されている。
Tokkaの野田健士社長はこう語る。
「約20のECプラットフォームに出店しており、新規出店1年目は月商100万円を目指します。それがTemuではいきなり1000万円を突破し、衝撃を受けました。半年で楽天、アマゾンに次ぐ3番目のプラットフォームに成長し、今年はさらに伸びそうです」


















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