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「仕事=家族のため」理解できなかった物流ジャーナリストが、50歳で授かった"娘の未来"のために「夜泣きでノイローゼ寸前」でも奔走した理由

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もうすぐ51歳を迎える夏の日に、坂田さんは初めて父親になった。

夜泣き対応で昼夜逆転生活、ノイローゼ状態に

退院後、坂田さんはとにかく妻の負担を減らそうと奮闘していた。

「妻には22〜23時には布団に入ってもらって、夜間の授乳やオムツ対応、それに夜泣きへの対応。それを全て請け負うつもりで昼夜逆転生活を送っていました。今思うと、ちょっとあれは気負いすぎでしたね(苦笑)」

生後6日目(写真:坂田さん)

今は笑って語れるようになったが、一番夜泣きがひどかった時期はさすがに育児ノイローゼになりかけたという。0時台に夜泣きが始まり、抱っこをしてようやく落ち着いたと思った頃にぶり返し、再び抱っこ……を繰り返しているうちに、日が昇っていたこともある。

「当時はコロナ禍でコンサルなどの対面の仕事は減り、ライティング業のほうが多くなっていました。夜、娘が眠ったら原稿を仕上げようと思っていたのに夜泣き対応で全くできず、『すみません、締切を一日延ばしてもらえますか』と先方に頭を下げたこともあります。さすがにこれが何カ月も続いたら、身体も精神的にもとてももたないと思いました」

幸いにも夜泣きのピークは2週間ほどでおさまった。もし、もう少し長く続いていたら本格的に鬱状態に陥ってしまったかもしれない。「今になって振り返ると、このときはもう少し妻に頼っても良かったんじゃないかなと思いますね」。なぜここまで頑張ろうとしていたのか。その理由は「相手に寄りかかるのではなく、お互いが全てできるような関係が理想」だと常々思っているからだという。

その後、娘は生後8カ月で保育園の0歳児クラスに入園することができた。妻は妊娠前から勤めていた医療機関の職場に復帰し、坂田さんもようやく仕事に本腰を入れることができた。

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