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世界大会の"極限"と日常の一杯——猿田彦珈琲が"両極端"な舞台で戦う理由。コーヒーへの徹底したこだわり、大企業とのコラボ…

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F1とはすなわち、世界大会のことを指す。そして公道とは、全国に約30を構える店舗のこと。

2025年4月、東京大学構内にオープンした店舗(写真:猿田彦珈琲)

どちらもコーヒーを提供するが、求められる味も提供方法も全く異なる。最先端の技術を追求する「ビッグ」と、一人ひとりの客に笑顔を届ける「スモール」。その両輪を回すことで、猿田彦珈琲は独自のポジションを築いてきた。

専門チームが意見交換して味を磨く

「スモール」と「ビッグ」の両立を支えるのは、WBCで実力を示したコーヒーへの徹底したこだわりだ。

「僕たちはコーヒーにものすごく真摯に取り組んでいます。素材を仕入れるところから、焙煎、抽出まで、それぞれの分野について集まって話し合い、ずっと検証し続けている。こんなにお金をかけて一生懸命に取り組む企業はほとんどないんじゃないかなというくらい」

豆の仕入れは商社を通さず、エチオピア、ブラジル、コロンビア、ニカラグア、ケニア、パナマほか、世界各地の農園と直接取り引き(ダイレクトトレード)か、信頼できる仲買人を間に挟んでフェアトレードで買い付ける。

卸売、通信販売も行っており、それを含めると総量は年間約300トン。取引先の農園をサスティナブルに支えている。

焙煎は、東京・調布にある約150坪の店舗兼焙煎所「調布焙煎ホール」で一括。国内最大規模の70kg熱風式釜をはじめ、36kg、10kg、2.5kgと4台の焙煎釜を使い分ける。

「調布焙煎ホール」の焙煎室。作業風景を眺めながら、焙煎の香りに包まれて珈琲を楽しめる(写真:猿田彦珈琲)

焙煎とコーヒーのランク付け、分類は専門チームが担当。一貫した評価基準を持って行うことで属人的にせず、意見を交換しながら味を磨き続けている。この専門チーム体制は焙煎だけでなく、猿田彦珈琲全体でとられているそうだ。

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【高価な豆も機材も惜しみなく】

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