スコーンがあまりにおいしくて手が止まらず、2個とも食べ切ってしまいました。そしてまずセイボリー、小さな小さなハンバーガーから。
話しながらそれぞれ思うままに手を伸ばし、1つずつスタンドの皿は空になっていきました。が……、意外にも私が一番最初に手が止まってしまいました。
「塩気があるものを一気に先に食べてしまったから、甘いものしか残ってない。逃げ場がなくなって、もう食べられない……」
自分でもびっくりしましたが、どうも私は甘いものだけをたくさん食べるのが苦手みたいです。今までスイーツバイキングなども行ったことがないから、気がつきませんでした。
いつかリベンジしたい!
「くらたま、普段は私より食べるのにねえ」
うさぎさんも意外そうに言いました。そしてうさぎさん、涼美さんは見事完食。そういえばうさぎさんは、かなりの甘党なのでした。
「あれもこれも、食べたかったのに……」
私は残してしまったスイーツを未練の目で眺め、嘆息しました。でも1回りくらいずつ年齢の違う、それでいて同じ出版界にいる女たち3人の会合は実に充実していました。同業界だからこそできる話もある、と改めてまた集まることを皆で約束しました。
次回もし機会があれば、きちんと食べ切りたい。
アフタヌーンティーには、作戦が必要。お会計1人1万3000円を払いながら、いつかリベンジすることを胸に誓いました。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら