「え、おいしい!?」 漢方が飲みやすい時の意外な原因。"自分の症状にマッチ"すれば苦くない、服用のタイミングは<朝・おやつ時・寝る前>
エキス剤を服用する場合、基本的に白湯か水で飲みましょう。ただし、味が気になって飲みにくい場合は、ココアや抹茶、リンゴジュースなどに溶かして飲むのもいいでしょう。お好みの飲みもので試していただいて構いませんが、オレンジジュースの場合は苦味が増すことがあります。その他、オブラートに包んだり、薬の飲み込みを良くするためのゼリーを利用したりするのもいいでしょう。
漢方薬を2種類飲んでもいいの?
「漢方薬って何種類まで一緒に飲んでいいの?」
これも患者さんからよく聞かれます。
意外かもしれませんが、答えは「基本的には、何種類でも大丈夫」です。古くからある煎じ薬では、症状に合わせて生薬を組み合わせ、さまざまなレシピを作ります。それと同じように、生薬を抽出したエキス剤も複数を組み合わせて、より高い効果を得ることができるのです。
たとえば、風邪の初期症状で喉が痛く、咳も出るときに、桔梗湯と麦門冬湯を組み合わせれば、それぞれの効果が相乗的に働いて、より早い回復が期待できます。
ただし、気をつけたいポイントがあります。
ひとつが「同じ生薬の過剰摂取」に注意することです。
たとえば、甘草(かんぞう)は速効性を高める重要な働きがあるため、漢方薬の7割に含まれるポピュラーな生薬です。しかし、血圧上昇やむくみなどの副作用もあります。ですから、複数の薬を飲み合わせるうちにトータルの服用量が増え、血圧が上がる場合があるのです。
また、黄芩(おうごん)など他の生薬についても、重複による影響を避けるため、飲み合わせたい漢方薬の成分を確認してください。
もうひとつが「逆の作用を持つ薬」を合わせないこと。
たとえば「体を温める薬」と「冷やす薬」、あるいは「体を潤す薬」と「水分を排出する薬」を組み合わせるのは、基本的にNGです。
まるで車でアクセルとブレーキを同時に踏むように、お互いの作用を打ち消し合い、効果が減弱してしまう可能性があります(例外として、温清飲(うんせいいん)のようにバランスを取るために、意図的に逆の作用の生薬を組み合わせている場合もあります)。
漢方薬を適切に組み合わせれば、相乗効果やシナジー効果を期待できる可能性があります。たとえば、温める作用がある薬を2つ合わせると、さらに強力な温め効果を得られるのです。


















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