「受験票は自分で印刷」「SNSアップNG」今年の共通テスト"いつもと違う"と話題のワケ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

SNSの情報が減る分、予備校や報道機関の役割が増大すると考えられます。「今年の試験はこういう傾向だった」「難易度はこれくらい」といった分析情報を、より積極的に発信していく必要があるでしょう。

また、学校の先生や保護者の役割も重要になります。試験後の精神的なサポート、情報提供、アドバイスなど、周囲の大人たちがしっかりとサポートしていくことが求められます。

デジタル時代の試験制度

今年の共通テストの重要な変更点一覧(写真:編集部作成)
今年の共通テストの重要な変更点一覧(図表:編集部作成)

今回の変更が示唆するのは、受験が「18歳の一発勝負」ではなくなりつつあるということです。大学在学中の再受験(仮面浪人)、社会人になってからの学び直し、40〜60代の「人生リベンジ受験」。こうした多様な受験スタイルが、制度の変更によって後押しされています。

一方で、SNS禁止に見られるように、デジタル時代ならではの新しい課題も浮き彫りになっています。情報の公平性をどう担保するか、表現の自由と試験の公正性をどうバランスさせるか。これらは今後も継続的に考えていく必要があるテーマでしょう。

教育は社会の基盤です。その入り口である大学入試制度の変化は、社会全体の変化を映す鏡とも言えます。今回の4つの変更を通じて、私たちは「より開かれた」「より挑戦しやすい」そして「よりデジタルな」社会へと進んでいることを実感します。

今後も、受験制度がどのように進化していくのか、そしてそれが受験生や社会にどんな影響を与えるのか、注目していきたいと思います。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事