「受験票は自分で印刷」「SNSアップNG」今年の共通テスト"いつもと違う"と話題のワケ

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この変更は、社会全体のデジタル化の流れを反映したものと言えます。航空券のチケットレス化、イベントの電子チケット化など、様々な分野で「自分で印刷・表示する」スタイルが主流になっています。受験制度も、ついにその波に乗ったわけです。

ただし、すべてがデジタルで完結するわけではなく、最終的には「紙に印刷したもの」を持参する必要があるという、ハイブリッドな仕組みになっているのが興味深いところです。完全なペーパーレス化には、まだ時間がかかりそうですね。

第3のポイント:卒業証明書が不要に!

既卒生にとっての「見えない壁」が消えた。

個人的に、これが今回最も大きな変更だと思います。2026年度から、共通テストの出願時に卒業証明書の提出が不要になったんです。「え、それだけ?」と思う人もいるかもしれませんが、これは既卒生、特に2浪以上の受験生にとっては革命的な変更なんです。

実は私、西岡壱誠も2浪を経験しています。だからこそ、この変更がどれだけ大きな意味を持つか、身をもって理解できます。正直に言いますが、「なんでもう10年早くこれが実施されなかったんだ…!」という気持ちでいっぱいです。

以前の既卒生の出願には、想像以上に高いハードルがありました。まず、卒業証明書を取得するために母校に連絡を入れなければなりませんでした。かつての担任の先生に電話をかけて、「すみません、浪人していまして……」「今年も受験するので、卒業証明書をお願いできますか」と伝える。この一言を口にするまでに、どれだけの葛藤があるか。

私自身、2浪時代にこの電話をかけたときのことは今でも鮮明に覚えています。「また先生に連絡しなきゃいけないのか……」という憂鬱な気持ち、「先生は何と思うだろう」という不安、そして何より「まだ大学に受かっていない自分」を認めなければならないつらさ。データや数字には表れない、でも確実に存在する心理的負担でした。

しかし、Web出願化によって、この心理的障壁が完全に消滅しました。自室で静かにパソコンに向かって、誰にも知られることなく出願手続きを完了できるようになったんです。母校への連絡も、訪問も、後輩との気まずい遭遇も、すべて不要になりました。

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