「受験票は自分で印刷」「SNSアップNG」今年の共通テスト"いつもと違う"と話題のワケ

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ただし、ここで重要な注意点があります。共通テストでは卒業証明書が不要になりましたが、各大学の個別試験(2次試験)への出願の際には依然として卒業証明書が必要です。

つまり、共通テストで良い点数が取れて「この大学を受けよう!」となったときに、改めて母校に連絡して卒業証明書を取得しなければなりません。

とはいえ、「共通テストを受けるかどうか」の段階でのハードルが大幅に下がったことは間違いありません。「とりあえず受けてみる」という選択肢が現実的になったのは、大きな変化です。

第4のポイント:SNSでのアップはNG

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これまでの「お祭り文化」はなくなるかもしれません(写真:Reelen / PIXTA)

共通テストと言えば、毎年SNSで盛り上がるのが恒例でした。特にリスニングで変な野菜のイラストが出題されて大盛り上がりしたり、国語の問題が面白くて話題になったり。試験が終わった直後から、TwitterやInstagramには受験生たちの投稿が溢れていました。

「今年の英語、簡単だったよね!」「数学むずすぎて泣いた……」「国語の評論、意味不明だったんだけど!?」といった投稿が、まるでお祭りのように拡散されていく。それがある種の「共通体験」となり、受験生たちの連帯感を生んでいました。

ある意味では、共通テストは年に1度の「国民的イベント」のような側面もあったわけです。受験生だけでなく、既に大学生や社会人になった人たちも、「懐かしいな」「自分のときはこうだった」と参加していました。ところが2026年度から、共通テストの問題をSNSにアップすることが明確に禁止されました。試験問題の写真を撮ってアップしたり、問題内容を詳しく書き込んだりすることができなくなったんです。

理由はいくつか考えられます。まず著作権の問題。共通テストの問題には、小説や評論の引用、図表やグラフなど、様々な著作物が含まれています。これらを無断でSNSに公開することは、著作権法違反にあたる可能性があります。

次に、試験の公平性の確保。問題がSNSで拡散されることで、後の時間帯で受験する人(追試験など)が有利になってしまう可能性があります。

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