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ライフ #東京で最初に住んだ街

埼玉県民「え?東京ドームって歩いて行けるの?」 敗北感を味わった高校生が就職→最初に住んだ「東京の街」の実態と、馴染めた意外なきっかけ

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その後は、飲み会の帰りに白山ラーメンに寄るのが定番になった。一切言葉は交わさないが、顔馴染みも何人かできた。「いきつけのラーメン屋がある」というだけで、何だか千石が「自分の街」になってきた。これで本当に東京都民になれたなぁなんて思いながらラーメンを啜った。

(筆者撮影)
久々に千石へ訪れたら、魅力的なラーメン屋さんがオープンしていた(筆者撮影)

千石の街の魅力をたくさん知っていった

それから僕は、千石という街の魅力をたくさん知っていった。

一人暮らしを始めた頃は、6年前と変わらず「静かな住宅街」という印象だった。小さな公園が点在しており、休みの日は家族連れで賑わう。静かで平和な街。

(筆者撮影)
近くに小さな公園が点在している(筆者撮影)

初めての一人暮らしを機に料理に挑戦しようと思っていた僕は、千石駅周辺にスーパーがないことを残念に思っていた。しかし引っ越してみて、巣鴨駅まで徒歩圏内であることを知った。周辺のことは何も調べずに引っ越したので嬉しい誤算だった。大きなカゴがついている自転車を買い、巣鴨駅前の西友でよく買い物をしていた。

巣鴨駅近くの西友(筆者撮影)
巣鴨駅のロータリー(筆者撮影)

また、これは嬉しくもあり悲しくもある誤算なのだが、道中の中山道沿いには数々の「食」の誘惑があった。吉野家、富士そば、ケンタッキーなどの王道チェーン店はもちろん、とにかくラーメン屋がたくさんあった。実家の周りには何もなかったのに、今はこんなにも店がある。すでに白山ラーメンの常連客になっていた僕は、当然のように誘惑に負けた。

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【東京への嫉妬の次】

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