「粘着質な男」に好かれ続けた39歳女性が、"人生の棚卸し"で元同僚と再会・結婚。「結婚相手は知人の中に」の一言で激変した運命

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その後は母親が家に来て手伝ってくれて、さらにその後1カ月間は娘と一緒に実家に戻って過ごせたという。「頼れる実家があって幸せだった」と友里さんが言う通り、晩婚さんの中には出産前に親の介護が始まっていたりするケースが少なくない。出産や子育てだけを考えるのであれば若いに越したことはない。友里さんは10年前に克彦さんと結婚していた可能性はなかったのだろうか。

好き勝手に生きたからこそ得た「性格の丸さ」

「それはどうでしょうか……。私はこう見えてもこだわりが強く、やりたいこともはっきりしています。夫も同じです。お互いに好き勝手に生きてきました。だからこそ、今は2人とも性格が少し丸くなって、大変な子育てに集中できている気がします。私は仕事9割の生活をやっておいて良かったです。ようやく子育ての時期が来た、と思えるので」

ただし、育休は1年で切り上げて職場復帰するのが理想だという。仕事好きな面もあるが、主にはお金のためだ。

「娘も自分も自由であるためには、働いて稼がなければなりません。夫もきっと賛成してくれます」

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配偶者や子どもという他者を受け入れながら暮らすためには、確かに一程度の「性格の丸さ」が必要だ。丸さには個人差があり、20歳ぐらいで真ん丸な人もいれば、50歳になってもカドがありすぎて共同生活に不向きな人もいる。

若いうちはカドや歪みだらけでもいいと筆者は思う。自信過剰で身勝手だったり、その根底にはコンプレックスがあったり。経験不足なので他人とも無用にぶつかってしまう。

さまざまな出会いと経験を通して、このカドを少しずつ丸くしていきたいものだ。それでも歪みは残るけれど、補完し合える相手がいれば問題ない。お互いを労りながらも依存や制約はしない友里さんと克彦さん。2人の前途はひたすらに明るいと感じている。

本連載に登場してくださる、ご夫婦のうちどちらかが35歳以上で結婚した「晩婚さん」を募集しております(ご結婚5年目ぐらいまで)。事実婚や同性婚の方も歓迎いたします。お申し込みはこちらのフォームよりお願いします。
大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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