「粘着質な男」に好かれ続けた39歳女性が、"人生の棚卸し"で元同僚と再会・結婚。「結婚相手は知人の中に」の一言で激変した運命

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余談になるが、筆者は結婚前、東京都杉並区に長く住んでいた。結婚相手は愛知県西尾市の家業を継いでいたので別居婚をしようと話していたら、尊敬する先輩から「“お互いに楽だから”という理由だけで最初から別々に住むのはやめたほうがいいよ。電話一本で別れることになる」と諭された。

どちらかが何かを捨てて、2人で新たな生活を作ること。それで相手が苦労をしているのであれば、配偶者は必ず解決策を探すはずだ。同じ目線で一緒に試行錯誤することが結婚なのだと先輩に教わり、西尾市の隣町である蒲郡市に引っ越して13年が経つ。見知らぬ土地で多少の苦労はしたけれど、あのとき東京から離れる決断をして良かったと今では思っている。

お互いに相手を「可哀そう」と気遣い合える関係

友里さんと克彦さんの話に戻ろう。5カ月ほどの同棲で「結婚しよう。家も買おう」という話がまとまり、現在は千葉県に住んでいる2人。友里さんは電車で2時間、克彦さんは車で1時間半かけて通勤している。街の治安や住宅の相場などを考慮してのギリギリの判断だったという。

「私は会社に配慮してもらって週2、3回はリモートワークができているから問題ありません。夫が毎日長距離を運転しているほうが心配です」

一方の克彦さんは、友里さんのことを「か弱い」と思い込んでいて、彼女が満員電車で通勤する日々を気にかけているらしい。「女性慣れしていない夫は過剰に心配してくれる」と友里さんは笑うが、お互いに相手を可哀そうに思って気遣い合える関係こそが理想だと筆者は思う。

2024年の年末に自然妊娠をした友里さん。産前産後には「あらゆる感情が詰まっている」ことを経験した。

「私の場合、産後にメンタルが特に荒れました。理由もなく不安になり、自信がなくなるんです。うちの子は、日中は常に抱いていないと泣いてしまい、自分の時間がまったく持てません。産後2週間は夫も育休を取ってくれたことは本当に救いでした。あれを全部一人でやるのは私には無理です。初めてのことを一緒に経験できたのは大きいなと思っています」

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