北海道出身の私が「絶対ここ」と勧める《回転寿司チェーン》が観光客の想像を超えてくる理由→「鮮度抜群でデカいネタ」に「主役級の生にしん」の衝撃

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お腹がいっぱいになってきたので、「いくら醤油漬け(484円)」と「紅鮭筋子軍艦(352円)」で〆る。一人なので、誰からも「そんなに魚卵食べたら痛風になるぞ」とか言われない。

いくら醤油漬け(484円)と紅鮭筋子軍艦(352円)
いくら醤油漬け(484円)と紅鮭筋子軍艦(352円)(写真:筆者撮影)

いくらに関しては思い出がある。昔、同居していた祖母がよくいくらの醤油漬けを作ってくれたのだ。魚屋さんでメスの鮭を一匹買ってきて、お風呂場でお腹を掻っ捌いて卵を取り出していた。母いわく、80年代後半~90年代の札幌では鮭が一匹1000円だったそうだ。我が家は7人家族だったので、鮭を切り身ではなく一匹まるごと買っていた。祖母ははちみつの空き瓶いっぱいにいくらを作ってくれたので、子どもだった私は毎朝ごはんにたっぷりかけて食べていた。今思えばとんでもない贅沢である。

亡き祖母を思い出しながら食べる。筋子は、ガツンとくる塩気といい意味での生臭さが懐かしい。プチプチした食感が楽しいいくらは、軍艦に乗っている量が多いので、一皿で満足感がある。いくらだけに、いくらでも食べたくなるのだけれど。

この日は7皿食べて3036円。私にとってトリトンへ行くことは、年に一度の自分へのご褒美だ。

トリトンで札幌の思い出を作ろう

私は札幌という観光地で生まれ育ったので、昔からよく出身地を褒められる経験をしてきた。「札幌っていい街だよね」と言われるたび、自分の家族を褒められたように嬉しい。私も札幌が大好きだ。

だから、札幌を訪れるすべての人に最高の思い出を作ってほしい。たとえ訪れた理由が出張であっても、そこで疲れる思いをしても、寒くても、路面がツルツルで転びそうになっても、トリトンのお寿司を食べれば札幌の思い出が最高なものに上書きされるのではないか。そう思うので、札幌を訪れるすべての人にトリトンを勧めたい。

※本記事に登場するメニューの価格はすべて取材時点のものです。価格はその日の時価によって変わります。また、昨今の原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性もあります
出張なのに、チェーン店ですか?
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吉玉 サキ ライター、エッセイスト

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よしだま さき / Saki Yoshidama

北アルプスの山小屋で10年間働いた後、2018年からライターとして活動。エッセイ、インタビュー、施設取材、体験記事など幅広く執筆。著書に『山小屋ガールの癒されない日々(平凡社)』『方向音痴って、なおるんですか?(交通新聞社)』がある。

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