人口5000人の島から東大へ。"非進学校"出身の彼女を合格させた「先生たちの執念」

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高岡さんは、人口5000人の島で生まれ育ちました。

小さな頃から様々なことに興味があり、水泳やサッカー、バスケットボールなどいろんなスポーツをやっていた高岡さん。負けず嫌いで、勉強も運動もやるからには負けたくなかったそうです。

公立中学校では3年間はずっと1番の成績でした。運動部に所属しながら生徒会活動もやっていた「バランス型」の生徒だった高岡さんは、そのまま地元の公立高校に進学しました。

本郷キャンパスの雰囲気に圧倒される

高校では勉強を頑張りたいと思った高岡さんは、高校1年生時の進路希望調査で、第1志望を比較的地元から近い旧帝国大学にして提出します。しかし、模試の成績がよく、高校1年生の2月には東京大学でもA判定が出るほどでした。

その結果を受けた先生たちは、高岡さんに「もう少し上の大学を目指してもいいのではないか」と助言します。さらに先生たちは、高校2年生の夏、進路について悩んでいた彼女に東京大学を見学することをすすめました。それが彼女の志望校を決定づけるきっかけとなりました。

「担任の先生は『ぜひ行ってこい』という感じで送り出してくれました。それまで私は東京の周辺にはもちろん、大学に行ったこともなかったのですが、見学した本郷キャンパスの雰囲気に圧倒されました。それから、自分に行けるチャンスがあるんだったら東大に行きたいと思うようになったのです」

こうして東京大学の理科2類を目指して受験勉強を始めた高岡さん。しかし、高校3年生に入ってからの模試はほとんどE判定、D判定と最低評価。結局、現役時の受験では最後まで、もう1度A判定を取ることはありませんでした。それでも志望校を下げなかったのは、やり切りたいという思いが強かったからだそうです。

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