Netflixでさえ「正直、ノーマークだった」… 主演・岡田准一『イクサガミ』が"北米の批評家賞"ノミネートの衝撃

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イクサガミ
主演兼プロデューサー、アクションプランナーの岡田准一(写真:Netflix)

日本発作品が世界の批評の土俵に立った

今回のノミネートが示しているのは、そうした選択の積み重ねによって、日本発の作品が、世界の批評の土俵にきちんと立った、という事実でしょう。

受賞発表は1月4日(現地時間)に控えています。最終結果はまだわかりませんが、髙橋氏はノミネートが持つ意味を、静かに噛み締めているようでした。

「外国語部門とはいえ、日本作品が初めてノミネートされたことは、日本のクリエイターの力を1つ証明できたと思っています」

日本発オリジナルが、ヒット作として消費されるだけでなく、批評され、語られる存在になる。その転換点を示した作品として、『イクサガミ』は記憶されていくことになりそうです。

長谷川 朋子 コラムニスト

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はせがわ ともこ / Tomoko Hasegawa

メディア/テレビ業界ジャーナリスト。国内外のドラマ、バラエティ、ドキュメンタリー番組制作事情をテーマに、テレビビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事多数。最も得意とする分野は番組コンテンツの海外流通ビジネス。フランス・カンヌで開催される世界最大規模の映像コンテンツ見本市MIP現地取材を約10年にわたって重ね、日本人ジャーナリストとしてはこの分野におけるオーソリティとして活動。業界で権威ある「ATP賞テレビグランプリ」の「総務大臣賞」の審査員や、業界セミナー講師、札幌市による行政支援プロジェクトのファシリテーターなども務める。著書は「Netflix戦略と流儀」(中公新書ラクレ)。

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