週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

けっして嘆くべきことではない…【88歳の女性作家】が感じた「老年期の孤独」が伝える"深いサイン"

8分で読める

INDEX

受け止めてみてはじめてわかる「老年期の孤独」が知らせるサインとは(写真:mits/PIXTA)
「孤独、不安、心許なさ、劣等感――どれも生きている証しです」。こう語るアメリカの女性ベストセラー作家ソフィ・バーナム氏は、88歳になった今、「孤独を糧にせよ」という詩人の言葉の意味を深く実感しているといいます。
そんなバーナム氏が説く、孤独や不安といった「否定的な感情」から受け取るべきサインについて、同氏の著書『老いることの驚きと幸せ これから年を重ねていくあなたへ、88歳の作家からの手紙』から一部を抜粋・編集する形でお届けします。

「孤独になりたければ、結婚するといいよ」という冗談

つい先日、経営学の専門誌『ハーバード・ビジネス・レビュー』で、公衆衛生局長官を務めたヴィヴェック・マーシー副提督の書いた記事を目にしました。

記事によれば、わたしたちの暮らす時代は文明史上かつてないほどネットワーク技術で人と人とがつながっているにもかかわらず、コンピューターもSNSもなく、1日中携帯端末を眺めている人などいなかった1980年代よりも、孤独を感じる人の割合は2倍に増えているというのです。

(マーシー氏は、この現代の疫病について本を書いています。/訳注:『孤独の本質 つながりの力│見過ごされてきた「健康課題」を解き明かす』樋口武志訳、英治出版、2023年のこと)

この著作によれば、現在、アメリカでは40パーセントを超える数の成人が孤独を感じていると答えていますが、実際の数字はさらに高いかもしれません。

次ページが続きます:
【孤独なのは高齢者だけではない】

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象