けっして嘆くべきことではない…【88歳の女性作家】が感じた「老年期の孤独」が伝える"深いサイン"

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受け止めてみてはじめてわかる「老年期の孤独」が知らせるサインとは(写真:mits/PIXTA)
「孤独、不安、心許なさ、劣等感――どれも生きている証しです」。こう語るアメリカの女性ベストセラー作家ソフィ・バーナム氏は、88歳になった今、「孤独を糧にせよ」という詩人の言葉の意味を深く実感しているといいます。
そんなバーナム氏が説く、孤独や不安といった「否定的な感情」から受け取るべきサインについて、同氏の著書『老いることの驚きと幸せ これから年を重ねていくあなたへ、88歳の作家からの手紙』から一部を抜粋・編集する形でお届けします。

「孤独になりたければ、結婚するといいよ」という冗談

つい先日、経営学の専門誌『ハーバード・ビジネス・レビュー』で、公衆衛生局長官を務めたヴィヴェック・マーシー副提督の書いた記事を目にしました。

記事によれば、わたしたちの暮らす時代は文明史上かつてないほどネットワーク技術で人と人とがつながっているにもかかわらず、コンピューターもSNSもなく、1日中携帯端末を眺めている人などいなかった1980年代よりも、孤独を感じる人の割合は2倍に増えているというのです。

(マーシー氏は、この現代の疫病について本を書いています。/訳注:『孤独の本質 つながりの力│見過ごされてきた「健康課題」を解き明かす』樋口武志訳、英治出版、2023年のこと)

この著作によれば、現在、アメリカでは40パーセントを超える数の成人が孤独を感じていると答えていますが、実際の数字はさらに高いかもしれません。

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