"できる人"ほど年末年始に「孤独力」を発揮する理由、人生とキャリアを切り開くための行動は?

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仕事は自分が成長する糧であり、成長のための場である、という人もいるだろうし、仕事は稼ぐための手段である、と割り切っている人もいるだろう。

ここは人それぞれだからもちろん何でもいいのだが、大切なのは、そうした方針を「深いレベルの思考を通じた結論」として持っているか否か、ということだ。

それによって、仕事時間とそれ以外の時間の優先順位も変わってくるというものだ。

仕事とは本来アクティブに「するもの」であり、「やらされるもの」ではない。

人生も同様だ。

だからこそ、自分自身のキャリアをアクティブに考え、行動する必要があるのだ。

そして仕事は自分の人生の一部であるがゆえに、人生の方針なくしては本来仕事なんて選べないハズだし、周りや惰性に流されないためにも自分や人生の方針に対する理解が必要だ。

また、こういったことを考えるべきは、なにもキャリア上のことだけではないだろう。

自分の人生の軸や志は家族と共有できているか、という根本的なことから、自分の人生を充実させるための趣味選びや、人生の幅を広げるための仕事以外のアクティビティや勉強のことなどなど。

毎日同じような時間を過ごして、同じような行動だけをしていると、何のために生きているのか、ふと思ってしまう瞬間が来るかもしれない。

自分の人生の主役は自分自身である以上、人生を充実させる責任も自分自身にあるのだ。

とは言え、むやみやたらと「何か」をすればいいというのではない。

「1日24時間」の使い方は工夫と個性が必要

人生における時間は有限だし、仕事を持っていれば更に時間の大切さは身に染みて理解できるはずだ。

「1日24時間」という時間は皆に平等なものだが、その24時間の時間の使い方は自分自身にかかっており、それには個々人の工夫と個性が必要だ。

結局のところ時間の使い方の上手い人がより充実した人生を送れるし、キャリア上での成功も近い、ということだ。

急がば回れではないが、自分自身が主役の人生を送るべく、年末年始の間に今一度こうした「自分との対話時間」を作ってみるべきだろう。

そして可能であれば定期的に(週1でも月1でもいいのだが)、そういった孤独力を発揮する時間を作り、より深く自分を理解し、人生とキャリアを切り開くための武器としていただきたい。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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