「お金」まつわる漠然とした不安。"困窮しているわけではないのに将来が不安"なのはお金の問題ではない。そのしくみと対応法

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自分より多くを持つ人は常にいる(写真:Graphs/PIXTA)
尽きることのない、お金についての不安。
収入が低いから?
それとも貯金が少ないから?
もしかすると、どちらも本当の理由ではないかもしれない。
なぜなら多くの場合、いくら手元に入ってきても、いくら手元に残っていても、漠然とした不安が消滅することはないのだから。
消えないわけは、わたしたちの「ある盲点」のせいだった――。
現役投資アナリストとして富裕層と接してきた執筆者が、その著書『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』の中で、お金の不安を消し去る方法を解説する。

「自分より持ってる人」がうらやましい

投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話: 好きなことで生きて、一生困らず自由でいるために
『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話: 好きなことで生きて、一生困らず自由でいるために』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

お前に10万ウォンがあって俺には100万ウォンがある

そしたらお前は俺が相当うらやましいだろ/イラつくだろ

だけど一度立場を変えて考えてみないか/俺は果たしてお前のおかげで幸せだろうか/俺のほうが多く持っていて満足だろうか

いいや/世の中には1000万ウォン持ってるヤツもいる/俺はそいつをうらやましがるんだよ/イラつくんだよ

歌手チャン・ギハの楽曲『うらやましくない』の一部だ。この歌詞は、お金を扱うときの落とし穴について、その核心をついている。

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