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政治・経済・投資 #2026年大予測①政治・経済編

2026年の原油価格予想、想定レンジはかなりワイドに。供給過剰で1バレル40ドルも、アメリカ景気過熱で80ドルも

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  • 新村 直弘 マーケット・リスク・アドバイザリー代表
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以上のカルテルのメンバーでない国で最も増産を見込んでいるのがブラジル(+38万バレル)、次いでアメリカ(+16万バレル)、ガイアナ(+14万バレル)と続く。仮にこの見通しのような増産が行われれば、過去のデータを元にした回帰分析の結果では原油価格は50ドルを下回る水準まで下落することを示唆している。相場はこういう場合にオーバーシュートするため40ドル程度までの下落はあってもおかしくない。

しかし、現在の原油価格でOPECプラスが本当に増産を継続するかは不透明である。実際26年1~3月の増産は凍結している。また原油価格の水準が増産の判断基準になるアメリカが予定通りの増産を行うかはやはり微妙と考えられる。というのも、原油価格が下落している局面であえてアメリカに増産するインセンティブがそれほどあるとは考えにくいうえ、アメリカが増産しない中ではOPECプラスがシェア確保のために増産を急ぐ必要がない可能性があるからだ。

計画通りの増産ない可能性も

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