医師が教える「忘年会・新年会で太らないための科学的に証明された食事」…「飲み会が多くてやせられない」を解決する3大戦略

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予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学
飲み会が多い日常の食事が「習慣」となってしまうと、摂取カロリー過多から体重増加につながってしまいます(写真:jazzman/PIXTA)
年末から年始にかけては忘年会や新年会など飲み会がどうしても多くなります。体重が気になっていても、「やせたいけど飲み会が多くてやせられない」という方はビ少なくないでしょう。
膨大な研究結果などから効果的な食事を科学的に分析した書籍『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』を上梓したハーバード大学医学部講師の濱谷陸太氏に、食事の科学(栄養疫学)に基づき、会食が続く時期でも体重増加を防いで、健康を維持するために必ず見直すべき3つのポイントを解説してもらいました。

摂取カロリーの「平均値」をどう抑えるか

予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学
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科学的に、まず摂取カロリーの観点から「なぜ太るか」考えていきましょう。自然に生活している場合、摂取カロリーはほぼ一定です。

ある日食べすぎても、2週間くらいの「平均値」はだいたい同じ。その均衡がくずれるほどの外的な刺激などにより摂取カロリーの「平均値」が増加すると、体重は増えます。

飲み会というのは、お酒も入りますし、美味しいものも出てきてどうしても食べすぎてしまうものです。

前述の原理から言えば、飲み会で食べすぎてしまった分、それ以外の日の摂取カロリーが少なくなれば、体重が増えることはなさそうです。一方で、飲み会が多い日常の食事が「習慣」となってしまうと、摂取カロリー過多から体重増加につながってしまいます。

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