医師が教える「忘年会・新年会で太らないための科学的に証明された食事」…「飲み会が多くてやせられない」を解決する3大戦略

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そこでまず見直すべきは、「飲み会がない日の夕食」です。なぜなら、飲み会がない日こそ、過剰に摂取したカロリーを調整するよい機会だからです。

医師が教える「飲み会のない日の食事」

【ポイント1】飲み会のない日の夕食を調整する

体重増加の原因は本当に人によりますが、その中でも割と多くの方で有用かもしれない方法を紹介します。私は普段アメリカで過ごしていると体重(や摂取カロリー)はほぼ一定ですが、一時帰国した時に飲み会がどうしても増えてしまいがちです。

そこでよく行うのは、「飲み会のない日は、飲み会で摂りすぎているものを少なくし、不足しがちなものを摂取する」という習慣です。具体的には、飲み会のない日の夕食を野菜と果物だけにしています。

こうすると当然摂取カロリーは抑えられ、健康によい栄養素を摂取でき、ある程度の満腹感も得られます。これを習慣化することにより、飲み会で摂取しすぎたカロリーをならすことが期待されます。

【ポイント2】アルコール・塩分を減らす

飲み会中のアルコール量を減らすこと、飲み会のない日にアルコールを飲まないことも非常に重要です。アルコールを飲むと、アルコール飲料自体のカロリーだけでなく、食べる量も増えてしまいがちです。

飲み会の最初の1杯はビールでも仕方ありませんが、その後飲みすぎないようセーブすることが肝心です。適宜、水やお茶などを飲むようにするといいでしょう。アルコールには慣れるので、毎日飲んでいると飲む量が増えます。飲み会が多い方で、家でも習慣的にアルコール飲料を飲む人は注意が必要です。年末年始こそ、飲み会がない日はノンアルコールにするとよいでしょう。

食習慣という観点から言うと、アルコールの他に特に日本の飲み会で注意すべきなのは「塩分」です。特に和食の場合、出てくる食材は非常にバランスのよいことが多いです。野菜や豆類、魚介が豊富に使われ、この点健康にはよさそうです。しかし、やはり塩分だけは多めになってしまいます。

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