成否の分かれ目は「開業から半年」…【資格で独立】がうまくいく人が必ずやっている"5つの準備"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

開業してすぐに売上が立つことはまずありません。焦って安請け合いをしたり、信用を失うような仕事に手を出してしまえば、かえって遠回りになるケースもあります。生活資金の確保は心の安定剤であり、冷静さを保つ"ビジネス保険"でもあります。

あるいは、僕のように「食い扶持」を先につくってから独立する方法もあります。

僕は資格試験予備校と契約し、社労士・FP・行政書士・宅建などの講座の企画や教材づくり、講師業で生活を安定させました。

今の勤務先を最初の顧問先にする方法もあります。会社にとっても法定福利費(労働者を雇用する際に企業が負担する社会保険料等)が不要になり、受け入れられやすいです。

自分に合わない業務は、やっても疲弊するだけ

準備③成功者に会いに行く

第3の準備は、成功者に会いに行くことです。

僕自身、開業前に最も影響を受けたことかもしれません。ある社労士の先生の事務所を訪ねたとき、就業規則や人事制度のコンサル現場を間近で見て、「この人のようになりたい」と思いました。その瞬間、人生が動き始めたのです。

積極的に動けば、成功している先生方に会う機会は意外と多くあります。

例えば、社労士の場合、合格後に参加できる勉強会、士業の集まり、地域の社会保険協会の活動、人気のある先生のセミナーなどです。実績のある開業塾も、成功者やその卵に出会いやすい場です。

僕が主宰している「社労士実践塾プロゼミ」では、これまでに2500名以上の受講生が参加し、その中から1億円事務所が多数誕生しています。

準備④自分の"型"を決める

第4の準備は、自分の"型"を決める、つまり、何を主力商品にして勝負するかを早い段階で決めておくことです。自分が何を軸に食べていくのかを明確にすることで、ブレない経営が可能になります。

次ページ向かない仕事は外注
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事