「中小企業診断士」資格で開業はどうすればいい? 「老後を見据えて無理のない範囲で」と考えるのは危険
ビジネスパーソンに人気の資格、中小企業診断士(以下「診断士」)。以前は定年後に年金をもらいながらボランティア的に活動するのが主流でしたが、近年は30~40代で独立開業するケースが増えています。本稿では、『企業内診断士のリアル: 資格取得がゴールじゃもったいない』より一部抜粋・再構成のうえ、独立に成功するための心得をご紹介します。
独立開業するならできるだけ早く
プロコン(プロの経営コンサルタント)志望者からよく聞かれるのが、独立開業のタイミングです。タイミングといっても「いま独立開業するのは遅すぎるか?」という質問はほとんどなく、大半が「もう少し待つべきか?」という質問です。
<20代・30代前半の若手>
「自分の父親のような年齢の経営者と渡り合う自信がない。もう少し経験を積んでからにしたほうがよいか?」
「自分の父親のような年齢の経営者と渡り合う自信がない。もう少し経験を積んでからにしたほうがよいか?」
<30代後半・40代のミドル層>
「家のローンと子供の学費で余裕がない。余裕ができるまで待つべきか?」
「家のローンと子供の学費で余裕がない。余裕ができるまで待つべきか?」
<50代以降のシニア層>
「あと2年したら退職金が満額出るので、それまで待ったほうがよいか?」
「あと2年したら退職金が満額出るので、それまで待ったほうがよいか?」
これに対し、私は「やると決めているなら、できるだけ早く」とアドバイスしています。
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